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コラム:転職の技術

第655章 アップ・オア・アウトの実態

アップ・オア・アウト、すなわち『昇進か退職か』という言葉は、よくコンサルティングファームの風土を表す際に使われます。

この言葉、非常に冷酷な言葉に聞こえますが、その実態を誤解されている方は少なくないと思います。

実は私もかつては誤解していた一人でした。評価が悪かったら退職させられるなんて絶対無理!と思い込んでいましたので、アップ・オア・アウトと思われる企業は避けて転職活動をした経験があります。

しかし、自分がコンサル業界に入ったり、人材紹介の業界に入ったりして知ったことは、アウトのパターンは大きく3つあること、いずれもなるほどと思えるものということでした。

まず一番よくあるパターンですが、自らアウトしていくパターンです。

コンサルティングファームは基本的に年功序列ではないことから、若くても成果を認められれば昇進しますし、シニアな方でも認められなければ昇進しません。
勿論、昇進しなくてもいいよ、という人は良いのですが、大抵の方は同年代や年下に抜かれていくことを嫌がりますので、アップしない場合に、自主的にアウトを選択し去っていきます。このパターンが最も典型的な例だと思います。

次にアウトとなるパターンとしては、組織の中で協調的に仕事が出来ない場合です。

コンサルタントと聞くと、我が強く、一匹狼で、好き勝手に仕事をしているイメージを持たれがちなのですが、実は組織的に動く事がほとんどで、お互いの強みを組み合わせて事に当たっていきます。
そのため、組織的に動けずに、常に問題を起こす人はコンサルタント向きではないと見做され、転職してはどうか?と促されます。
ただ、一度問題を起こしただけで直ぐにアウト、ということにはなりません。
上司や人事が何が悪かったのかを当人に伝え、改善を促します。意外に温情的なのです。しかし、それでも同じ過ちを何度も繰り返す場合は、その人本人も辛いだろうと考え、自分に合った環境を探した方が、お互いのために幸せだと思うよ、という話になるわけです。

最後のアウトのパターンですが、仕事をしないというパターンです。

え?コンサルティングファームに入る人でそんな人がいるの?と思われるかも知れませんが、現実に存在します。
コンサルタントの仕事は、自らは手を動かさず、頭を使い、周りを使うものと思われがちですが、実際は、自分で何でもやることが求められます。そのため、これまで実務は人に任せきりで自分は手を動かして来なかった人がコンサルティングファームに入ると、人に仕事を振るか仕事を拒否をすることになり、結果、あの人は仕事をしてくれない人なんだね、ということになります。
こういった人に対しても、直ぐにアウトにする訳では無く、いまから頑張れば大丈夫だよと改善を促すのですが、何度注意しても仕事をしてくれない場合は、周りの人の負荷が高まり、本人も居辛くなりますので、最後は話し合いの上でアウトを選択する事となります。

以上、アップ・オア・アウトの典型的な例をお伝えしましたが、イメージが変わった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

昇進競争が激しいのは事実ですが、昇進しない人が辞めさせられるということは、こと日本においては、外資系であってもそこまで多くはありません(あるにはあります)。
普通に業務を遂行できる方ならば、自分の意思さえあれば、働き続けることが可能です。

アップ・オア・アウトは怖いな・・・と思ってコンサルティングファームを全く考えて来なかった方も、ご自身が真面目に仕事に取り組める自信をお持ちなのであれば、選択肢の一つとしてご検討頂ければと思います。

<田中 祐介>

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