転職成功者の声

転職を決意したきっかけや入社の決め手、今後のキャリアパスなど、
リーベルの支援で転職を果たした人たちのリアルな声をお届けします。

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東洋ビジネスエンジニアリング

柴田 康平さん

大切なのは、自分のタイミングで転職すること

プロフィール
中央大学法学部政治学科卒業後、システムサービス会社に入社。SAP R/3システムの開発、保守、プロジェクトの進捗管理、顧客折衝などの従事。R/3を軸としたソリューションを提案できるコンサルタントを目指し、東洋ビジネスエンジニアリングに入社。

「より多くの顧客を相手に、幅広いソリューションを提供したい」。それは、SAP R/3の可能性を知れば知るほど、湧き上がる正直な気持ちだった。自己の欲求を満たすコンサルタントへの転身を遂げたその軌跡を、リーベルのコンサルタントが聞いた。

R3の未経験のモジュールを担当し、それが自信に

大学は文系ですが、そもそもなぜシステムサービス会社に入社されたのですか?

柴田さん:大学在学中に交換留学の制度を利用してフランスに1年間留学したんです。そのときに様々な留学生と交流する中で、世界で通用するスキルを新たに身に付けたいという気持ちが自然と芽生えた。帰国後、色々調べたり、友達に話を聞くと、システム関係の仕事を適しているのではないかと。そこで、文系でも一から技術を学べる会社に就職しました。

入社後は主にどんな仕事を?

柴田さん:SAP R/3を用いたシステムの企画提案からアプリケーションシステムの各種設計、開発、運用、保守まで様々な業務を担当しました。特に印象に残っているのは、入社2年目に大手メーカーの欧州子会社向けシステムの主担当になり、開発、保守に携わったこと。R3の中でも未経験のモジュールを扱うことになりましたが、ちょうど前任者が転職したため、1人で残された資料を紐解きながら業務に当たらざるを得なくなった。それに欧州とは時差があるので連絡はどうしても夜になる。徹夜の日もありましたよ。手探り、試行錯誤の連続でしたが、でも、何とか乗り切り、それが自分でも大きな自信になりました。

R3を活用した新しいプロジェクトへの欲求

その後、転職に踏み切るわけですが、その経緯は?

柴田さん:SAP認定コンサルタントを短期集中的に育成するための教育プログラム「SAPソリューションアカデミー」に参加し、R3にはまだ自分が使っていない多くの優れた機能があることを知りました。そして、それらを活用し、より幅広い顧客にソリューションを提供するようなプロジェクトに携わりたいと思ったのです。講習では、他社から受講しているコンサルタントの方と話す機会もあり、コンサルティングの世界に興味を持ったこともきっかけのひとつでした。

転職に迷いはありませんでしたか。

柴田さん:R3の基本機能を学ばせてくれたり、プロジェクトを経験させてくれた会社には、当然恩義を感じていました。ただ、R3の可能性を知ってしまった以上、それを活用した新しい提案に取り組みたいという気持ちを抑えられなくなった。その頃の業務は、障害への対応、調査が中心。もちろんそれも大切な仕事だとわかっていましたが、外に出て、もっと自分の力を伸ばしたいという欲求は日を追うごとに強くなった。そこで、少しずつ、転職に向けた活動を始めたわけです。

信頼のおけるコンサルタント

具体的にはどのような転職活動を?

柴田さん:まずは転職フェアに参加しました。様々な会社の採用担当の方に直接話を聞きましたが、経験年数が3年、5年必要など、条件が合わないところが多かった。それに1社、1社当たっていくことにも限界を感じ、やはり専門家の方に任せるのが近道だとも思った。

なるほど、その流れで、リーベルに登録したわけですね。

柴田さん:ネットで検索して一番印象に残った人材紹介会社でした。IT系に特化し、その業界で実際に働いた経験をもつプロフェッショナルなコンサルタントが揃っている。リーベルを通じた転職成功者のケーススタディも参考になった。ここは信用できると思い、早速登録しました。その後リーベルからすぐに連絡があり、業界のことや、コンサルティングファームの実状を、事細かに教えていただいた。

そうでしたね。参考になればと思って、色々お話しました。

柴田さん:有名な会社でも現状を評価した上で、ありのままの姿を的確に話していただいたので、非常に勉強になりました。それに、SIerの中でも、コンサルティングファームと同レベルの質の高い仕事を提供する会社があることも知った。これは転職活動を進める上で大きかったですね。知識が豊富で、各社の人事担当者とも深い関係を築いているリーベルのコンサルタントは、信頼のおけるコンサルタントだと率直に感じました。

顧客の立場でモノ作りができる人材

私からはSIerを中心に数社紹介しました。その中に今回就職を決めた東洋ビジネスエンジニアリング(b-en-g)があったわけですが、同社の面接の印象は?

柴田さん:面接は全部で3回。最初は人事との面接だったのですが、担当者が『柴田さんは真面目な方ですね。非常に評価しています』と、言ってくれたことを、非常にうれしく思いました。b-en-gは、スキルだけでなく、私の人柄、性格、ポテンシャルなどをしっかりと見てくれているんだなと感じましたね。

私と人事の方の柴田さんへの評価は一致していました。それはとにかく真面目であること。b-en-gの「モノを着実に作る」という社風にもピッタリ……。

柴田さん:ただ、その後の役員面接では、「そんなにコンサルタントという仕事はいいものだと思うか」と突っ込みが。でも私は冷静に少し考えて、自分の経験も踏まえながら、「ユーザーと直接やり取りし、業務を分析しながら解決策を見つけていく過程が、自分にとって非常に面白く、大切な部分」と答えた。すると、「そこなんだよ、それが大切なんだよ」と、私の考えを理解してくれました。b-en-gはただ技術ができる人間を求めているのではない。顧客の立場でモノ作りができる人材と必要としている。そう感じ、好感を抱いたことも、同社を選択する決め手になりました。

信頼される、一緒に働きたいと思わせる人間力

いよいよ新しい職場での船出ですね。

柴田さん:b-en-gは、国内で最初にSAPのシステムを企業に導入し、SAP社が優秀なパートナー企業に贈る「SAPアワード」を10年連続で獲得している、申し分のない実績を持つ会社。非常に高いレベルの職場なので、気後れしないようにまずは必死についていきたいと思います。

目指すコンサルタント像は?

柴田さん:自分の中には、コンサルタントというと専門的な知識を持ち、聞くものを圧倒するというイメージがある。でも、私は、そういうタイプではない。だから、私なりに、顧客の話をよく聞き、心を許していただき、様々な業務のことを相談されるようなコンサルタントを目標にしたいと思います。最終的には、顧客に、この人は心から信頼できる、一緒に働きたいと思わせるような人間力を身に付けられればいいですね。

最後に今回の転職を振り返ってひと言お願いします。

柴田さん:同じ会社には最低3年いなければならないという固定観念を持つ人もいると思います。でも、やりたいことへの強い気持ちがあるなら、固定観念にとらわれず、自分のタイミングで転職するのがベストだと思います。また、転職先は、性格なども含めて、自分を総合的に評価してくれるところを選ぶのがいいのではないでしょうか。

真面目な素養はb-en-gにマッチし、数年後には必ずやコンサルタントとして花開くことでしょう。これからのご活躍を期待してます!

ライター プロフィール

高橋 学(たかはし・まなぶ)
1969年東京生まれ。幼少期は社会主義全盛のロシアで過ごす。中央大学商学部経営学科卒業後、1994年からフリーライターに。近年注力するジャンルは、ビジネス、キャリア、アート、消費トレンドなど。現在は日経トレンディや日経ビジネスムック、ダイヤモンドオンラインなどで執筆。
◇主な著書
『新版 結局「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社)(荒濱一氏との共著)
『新版 やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社)(荒濱一氏との共著)
『「場回し」の技術』(光文社)など。
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