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藤田 紗季 藤田 紗季

藤田 紗季

Saki Fujita

本当にやりたかった
「夢中になれる仕事」
私と一緒ならきっと見つかります

PROFILE

近畿大学工業高等専門学校電気電子コース専攻を卒業後、富士通に入社。ネットワークサービスの企画開発に従事。元々人事に興味があり、「自分の仕事に夢中になれる人」を増やしたいという思いから転職を決断。転職者への“熱量”の高さに共感し、リーベルに入社。

エンジニアから人事へのキャリアに憧れて
仕事では“突撃”する毎日で信頼を獲得

 中学卒業後に進学したのは高等専門学校(高専)で、最終的に研究したのが有機ELでした。高専を選んだのは、手に職を付けたかったのと、単純に面白そうだと思ったからです。ただ、さすがに高専を選ぶ女子は少なく、私の学年では160人の学生の中でわずか5人。それでも、私は学生会長(生徒会長)をするなど割と目立つ存在でした。オープンキャンパスでは、会長として中学生に学校の魅力をPRする機会もあり、自分のそんな姿に憧れて入学してくれる学生も何人かいまして。人の進路や人生に関われることにやりがいを感じた瞬間でしたね。

就職活動では、女子学生と企業の交流会も企画。その交流会でたまたま出合ったのが富士通の人事担当の方でした。その方は人事の幹部に直談判してエンジニアから異動した異色の経歴に持ち主で、率直に「そんなキャリアがあるんだ。かっこいい!」と憧れの的となったわけです。それまでに私たちの高専から富士通に入社した学生はゼロで、自分がもし最初の一人になればインパクトも残せます。私もエンジニアからスタートして人事にいくようなキャリアを描きたい――。そんな思いで富士通に応募し、結果、入社することになったのです。

入社後、アサインされたのは、企業向けにVPN(仮想プライベートネットワーク)サービスを企画開発するプロジェクトマネジメントの業務でした。今後の市場性やトレンドを見据え、例えばビジネスシーンでSIMの活用が増えそうなら、モバイルにも対応したネットワークサービスを企画し、プランや価格帯、安全を担保するセキュリティや運用サポートなど細かいサービス仕様を決め、リリースをするまでのプロジェクトを推進するという仕事です。また、時にはプリセールスとして営業に同行して一緒に商談対応も行っておりました。

最初の2年は先輩エンジニアに付いていく立場でしたが、3年目からはひとり立ちすることに。プロジェクトは、営業だけでなく、回線を手配したり、障害対応をしたりする人など利害関係者が20~30人にも上ります。もちろん、その人たちは既存の業務があり多忙です。そうした中、まだ20歳そこそこの若い私が「新しいサービスも業務に加えてほしい」とお願いするわけですから、最初は相手にされません。とにかく話を聞いてもらうために、隙間時間を狙ってひたすら突撃あるのみです(笑)。

そうやって何度も足を運びながら、なんでこのサービスが必要になるか説明を尽くす毎日。同時に業務負荷を増やすだけでは大変になるだけなので、効率化するための業務自動化など別プロジェクトも立ち上げることもありました。すると、次第に認めてもらえるようになり、信頼関係も築けました。企画した広帯域のVPNサービスやテレワーク向けのサービスは需要が旺盛で、企業側から「少しでも早く入れて欲しい」と言われるほどになり、導入は右肩上がりに増加。それに伴い、私の社内での評価も高まっていったのです。

社内で人事部への異動を嘆願するも実現せず リーベルでなら自分の思いを形にできる

社内で人事部への異動を嘆願するも実現せず
リーベルでなら自分の思いを形にできる

 普通に見れば、実績も評価も上がり、やりがいを見出せたのではと思うでしょう。けれども、残念ながらそうはならなかった。確かに、サービス企画というお客様向けにシステム開発をしているような一般的なSEと違うことができていることは楽しく、多くの関係者と協力し合いながら仕事をするという進め方も非常に面白みがありました。ただやれども、やれども、先輩や同僚のように、より技術的な知見を深めたり、自分で機器の検証をしたりしてもっと技術力を高めていこうというエンジニアとしての専門性を深めるための熱意を持てなかったのです。元々、人事の仕事に憧れて入ったのですから、無理もないのかもしれません。時が経つにつれ、抑えがたくなっていく「私がやりたかったのはこの仕事ではない」という気持ち……。

そして、ついにその思いが爆発し、人事のトップに「私を人事部に異動させて欲しい」と直談判しました。そう、それは私が憧れていた先輩社員と同じ行動でした。しかし、人事のトップから返ってきたのは、「今すぐは難しいが、将来的に可能性があるからもう少し待って欲しい」という説得の言葉。ですが、私にはいつになるか分からない異動を待つというのは少し違うなと。そこで取った行動が、会社を変えることでした。自分が望むキャリアを手に入れるため、転職を決心したのです。そのくらいの覚悟を持ってとった行動であり、将来的な自分のキャリアを真剣に考えたときに出た答えでした。

以後、転職サイトを見て、たくさんの人材紹介会社の方とも面談しました。企業の人事部に入る選択肢もありました。しかし、それだと支援する人の範囲が狭くなります。転職活動を進める中で、「もっと多くの人の人生に良い影響を与えたい」「それぞれの人が夢中になれる仕事を見つける手助けをしたい」という思いも高まっていきました。

そんな時、あるエージェントから紹介されたのがリーベルだったのです。IT専門で転職を支援するリーベルであれば、培ってきた知識や経験を活かしながら、自分の思いも形にできる。そう直感的に思い、私からコンタクトを取ることにしたのです。

早速、リーベルでは、社長や複数のコンサルタントが私の面談を実施。そこで感じた印象は、「この人たち、エンジニアだな」ということ。すごく技術に詳しく、技術者のマインドも持っている。加えて、私のエンジニアの経験も細かく聞くなど、コミュニケーションも実に丁寧でした。

さらに、面接後に送られてくる長文のフィードバック。エンジニア出身だからこその目線で、私のことを自分事として捉えてくれる。親身になって考えているからこそできることです。ひと言でいえば、みんな、半端ない“熱量”を持っている。ここでなら、私も多くの転職者に対して、夢中になれる仕事を探す手助けがきっとできるのではないか――。そう考え、自分もリーベルの一員になることに決めたのです。

転職者が夢中で取り組める仕事を一緒に探り当てる 可能性を広げ、異なる業種や職種への転職も

転職者が夢中で取り組める仕事を一緒に探り当てる
可能性を広げ、異なる業種や職種への転職も

 ただ、リーベルに入った当初は転職者とどう接するべきか、悩んでいた時期もあります。業務的に経歴をヒアリングしたり、「こんな求人があります」と紹介したりするだけならどの転職エージェントでもできます。私らしい接し方とは何か。それを模索する日々が続きました。

そんな過程を経て、たどり着いたのが、その転職者が本当はどうしたいのか、“本質”を見極めることです。表面的ではなく、深掘りして会話を重ねることによって、ご自身でも気づいてなかった真のやりたいことを探り当て、本気になって夢中に取り組める仕事に導く。それこそが私の転職エージェントとしてのスタイルであると、気付くことができたのです。

そのスタイルを貫くには、私自身がオープンマインドになり、自分の意見や考えを正直に伝えることが必要になります。また、コミュニケーションの取り方も、アドバイスをするといった上から目線ではなく、対等な立場で話しながら一緒に答えを見つけていくスタンスが大切です。そうやって話し合っていくと、最初は「とにかく転職したい」「大きな会社に行きたい」と漠然として、自分が一体何をしたいのかが不鮮明だった方が、「これだ」というものを見つけ、一歩を踏み出すことができるようになるのです。

そんな話し合いは、私の場合、応募企業との面接が始まった後も継続して行います。面接が終わるたびに電話をかけ、何を質問されてどう答えたか、どう感じたかを細かく聞き、会社とのマッチ度を転職者と一緒に吟味していくのです。活動中に考えが変わる方もいるため、そうして連絡をこまめに取って、その時々の状況や気持ちを共有することは非常に重要です。いってみれば、コンサルティングは面接が始まってからが本番。最初から最後までしっかりと伴走して転職者を支え続けるのです。

そのやり方が奏功し、多くの方々を新しいステージに送り出すことができています。私の場合、転職者の前職とは異なる業種や職種への転身を成功させるケースが多いのも特徴です。もちろん、今までやってきた仕事の延長線上で、似たような業種でより大きい会社、給料の高い会社へ転職することは一つの道だと思います。ですが、可能性はより広げるべきではないかというのが私の考え方。その思いに賛同していただけた方には、全力で様々な選択肢を提示します。結果、本当に夢中になれる仕事に出会えた方も多く、それも転職エージェントとしての醍醐味であると感じています。

転職者が新たな仕事で輝くことこそが何よりの喜び 強みを見出し、自信を持たせて面接に送り出す

転職者が新たな仕事で輝くことこそが何よりの喜び
強みを見出し、自信を持たせて面接に送り出す

 学生の時もそうでしたが、私は自分が関わった人が変わっていく姿を見るのが好きです。誰かの人生にとって少しでも良い影響を与えられるような人になりたいと思っております。様々な人をサポートして、その方たちが輝くことこそが何よりの喜び。それが、リーベルに入って、転職者を支援する毎日を送る中で、改めて実感することができています。

私との最初の面談では、不安を抱えていて、自身の強みと言われても答えられない方も多くいらっしゃいます。それでも話しているうちに、いいところが一杯見つかっていきます。例えば、ゆっくりとしか話せず、それが気になっているという人であれば、「丁寧に言葉を選んで相手に伝えることができるから、顧客と齟齬が無く、理解を深めるコミュニケーションができる」と、肯定的に見ることができると伝えます。

あるいは、一人で突っ走りがちなところがあると自覚しているタイプの方には、「一人で任せられる点が魅力であり、中途入社で会社に参画しても早期に自走して業務を遂行できる」とポジティブな見方を伝えます。全てはコインの表と裏のように、両面の捉え方ができ、強みにできると私は思っているんです。そうやって、面談中に私が強みとして伝えることによって、「面接に対して自信が付いた」「実際、面接で自分の意見をはっきり言うことができ内定を得られた」という方も。いい影響を与えられていることにやりがいを感じ、自分自身も成長を実感できています。

自身としっかり向き合えた人ほど希望の転職がかなう
一人でも多くの人のキャリアに良い影響を与えたい

 日々、忙しい中で自分と向き合う時間を作るのは難しいですよね。そうした中で、転職活動は自分の実績を棚卸しして、本当はこうなりたい、こういうキャリアを積みたいと真剣に考えることができる絶好の機会にもなります。

そこで、いかに自分としっかり向き合えるかが成否の分かれ目になる。自身を深掘りできた人ほど、希望の転職がかない、望むキャリアを掴める確率が高くなると思っています。それは、私がリーベルに入社して、多くの転職者と接して感じたこと。ぜひ、私をご自身の考えを整理する際の「壁打ち相手」にして、自分がどうしたいのか、何になりたいのかを見つけていただければと思います。

実は私、転職者と電話で相談に乗る時間の長さなら、リーベルで一番ではないかと、ひそかに思っています。土日も誰かしらの話し相手になって、しゃべり続けている(笑)。リーベルは転職者と向き合う時の熱量がすごいという話をしましたが、私も熱量の高さなら負けません。今後も、転職者が夢中になれる仕事を見つけることを自分の使命として課し、一人でも多くの人のキャリアに良い影響を与えていければと考えています。

資格

・国家資格 キャリアコンサルタント

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