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コラム:転職の技術
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第995章
2020/10/02

キャリアを破壊する重複応募 —「知らずに応募」となるケースもあります—

コロナも徐々に落ち着いてきたものの、まだまだ予断を許さない状況ではありますが、転職市場も以前と変わらない状況に戻ってきました。弊社も電話やWebツールを利用して、例年通りに転職希望者様にご支援をさせていただいております。
さて、私が普段お会いする方は、約半数の方が既に他社エージェントにも転職相談をしていたり、既にいくつか企業様とお会いしているなど、活動を開始している方が多いです。
そういった中で、ごく稀に「重複応募」をしてしまう方がいらっしゃいますので、今日はそれについてお話をしたいと思います。

「重複応募」とは

重複応募とはその名の通り、同じ企業に複数回応募をしてしまうことです。よくあるケースとしては、複数のエージェントを利用して、それぞれのエージェントから同じ企業に応募してしまうというケースです。個人的にはあまりお勧めしないのですが一度に30社、40社と応募をする方もいます。その際応募履歴の管理ができていないとこのような事態となってしまいます。一度応募してお見送りとなった場合、別のエージェントから再度応募しても原則として結果は変わりません。たとえ応募書類を修正しても、原則として結果が覆る事はなく、志望度の高い企業への応募は慎重になる必要があります。

また、企業様と直接連絡を取って面接を受けてお見送りとなってしまった後に、エージェント経由で再応募しようとするケースもまれに見受けられますが、その場合ももちろん重複応募となり、選考に進むことはできません。
私も経験がありますが、転職サイトに登録していると、企業様から直接連絡が来るのは嬉しいもので、ついつい返信をしてしまうのですが、その場合、自分だけで面接の対策を立てる必要がありそれには限界があります。我々エージェントでしたら過去の面接事例など、企業ごとの傾向や対策をアドバイスすることが可能です。志望度の高い企業こそ、信頼できるエージェントに相談することをおすすめします。

知らずのうちにしてしまう重複応募

上記の例をみて、「そんなことをするのは一部の自己管理できてない人だけだ!私は大丈夫!」と思った方もいると思います。実際その通りであり、重複応募となる方は全体のごく一部である事は間違いありません。

しかしながら、転職活動におけるトラブルが絶えないのもまた事実でして、最近の例ですと「エージェントに応募依頼をしたつもりではないのに応募手続きをされていた」というケースが頻発しています。これは「成功報酬型」という人材紹介業界の報酬体系にも由来するものですが、とにかく応募をさせようというエージェントは少なからず存在し、そういった不誠実なエージェントによって起こるものと思われます。

転職活動中の方は勿論、これから活動を予定している方も、重複応募には細心の注意を払って、希望のキャリアを勝ち取ってほしいと思います。

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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