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コラム:転職の技術
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第992章
2020/09/11

設立20周年を迎えて新しい期がスタートしました

弊社は設立が2000年9月1日のため、お陰様で先週20周年を迎えることができました。皆様ありがとうございます。

コロナ禍のために全員で集まる機会が無くなってはいますが、この様な大きな変化の過渡期の中、先週は今期のキックオフという形で、会社としての全体方針や、株式会社リーベルに集まっている1人1人のメンバーの想いを聴けたのはとても良い時間で、あらためて自分自身も新しい1年のスタートを切ろうと背中を押されております。

私は新卒でIT業界に入りSEとして9年間の経験をしましたが、その間に先輩・同期・後輩がネガティブな理由で離れていくのを見てきました。私はSEとして高い技術力を持っていたわけではありませんが、人の変化や組織環境の変化には敏感でしたので、IT業界の中で活躍する人を支える立場で貢献したいと考えリーベルに入社しております。

多くの方のご相談を受けていると、1人1人が輝く環境というのは全て異なり、決まったレールがあるわけではありません。何を大切にして人生を生きるかの価値観も皆様異なります。そのため、日々の仕事に正解という正解はありません。これまでの経験の積み上げ、新たにインプットする知識、社内メンバーの力も借りながら正解の無い課題に向き合います。

時には転職がベストな選択ではないという解に行き着くこともあり、人材紹介業のビジネスとしてどうなのかという考えもありますが、人材紹介業の存在意義として、まずは相談に来られた方にとって一番どうあるべきかを素直に答えるのはあるべき姿であり、それが正しいことだと考えております。

ただ、残念ながら人材紹介業界全体としてはビジネスに向き過ぎている傾向があり、相談者のあるべき姿に目を向けられていなく、可能性の破壊やアンマッチ、早期退職の増加に繋がっているケースもあります。この理由で人材紹介業に良い印象を持っていない方も多いのではないでしょうか。

今回のキックオフでは、あらためて我々はビジネスに向き過ぎている人材業界を変えていくという志を共有し、業界に変化を与えることのできる様に会社組織として自力アップしていくという中期方針を確認しました。

転職に関して言えば、今は個人を取り巻く環境の変化が大きく、従来のエージェント経由での転職だけではなく、ダイレクトリクルーティングやリファラル、自己応募、副業、フリーランスと様々な選択ができます。これからはレンタル移籍などの様な形態も増えるかもしれません。私は良い時代になってきていると考えます。

一方で、転職者側は選択肢が多くなったためにどの手段を選べば良いか迷ったり、どの企業を選べば良いか迷ったりもします。企業側も、流行りのダイレクトリクルーティングは負荷の割に上手く採用ができなかったり、リファラルで簡単に採用できても簡単に辞められたり、自己応募で応募数が増えても通過率が下がったりなどの課題があると考えます。

この転職者と企業の双方の悩みに解決策を提示できるのが、これまで人材紹介業で経験とノウハウを積み上げてきた我々であり、今後は既存の転職支援サービス以外にも、今の新たな環境の変化に対応できる様な新しいことにも挑戦したいとも考えております。

私はリーベルに入社して数年経過しておりますが、まだまだ学習し成長しなければなりません。それと同時に、今期は私自身が積み上げてきた経験や知識、今回記載させていただいた様な人材紹介業に対するリーベルや私の想いというものも発信していけたらとも考えております。

私は人が介するエージェントサービスだからこそ、客観的な視点で冷静にご支援ができると考えております。ご縁があって1対1でご支援させていただくのですから、ご相談者の方が納得してサービスを受けることができる様に、今回の様に自分がなぜこの職種を選択しているかの理由や想いもお伝えし、人が介するサービスの価値と強みを今後も生かしていきたいと考えております。

筆者 南條 充
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