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コラム:IT業界転職の技術
第947章

初売り福袋争奪戦体験記。福袋の勝ち組はIT業界の勝ち組である。

2020年1月10日

新年明けましておめでとうございます。
年末年始、いかがお過ごしでしたでしょうか。
早速ですが今回のテーマとしては、私が初めて経験した「初売り百貨店福袋争奪戦」から、福袋とITには意外にも密接な関係があることが分かったため、分析結果と合わせてまとめたいと思います。

1. 人生初!初売り福袋争奪戦から思うこと

令和2年1月2日※。
私は生まれて初めて百貨店の初売り福袋を買いに行きました。
(※今年からは百貨店も元旦は休みで1月2日から開始という所が多かったですね、働き方改革や時代の流れを感じる所です)

福袋と言うと「中身が見えず開けて初めて中身が分かるもの」と思いこんでいましたし、「ネット販売がこれだけ発展した今の時代にわざわざ新年早々足を運んで買いに行く人は少ないのでは?まして増税後だし皆買い控えするから余裕だろう」と高を括くっていました。

結果は当日入場前から大混雑。
一応開場時間に到着予定で向かったものの、百貨店の入り口にすら中々立てず、各店舗は既に大行列。
人気ショップなどはものの数分で完売御礼という事態、完全に舐めていました。(結局2時間揉みくちゃにされ、買ったものと言えば「このブランドなんだっけ」というようなものばかりでした)

その経験から猛省し、私なりに全力で福袋戦争を分析してみましたので、「令和時代の福袋のリアル」を以下にまとめます。

今の福袋は中身が分かるのが当たり前!

まず衝撃だったのが、中身に何が入っているかを公開していて当たり前という事実です。
しかも事前にHP等に公開されているものが多く、当日その場所に行って初めて分かる、というものは少ないということです。
ということは、事前に一個一個の商品の元値がいくらというのはもちろんとして、その商品のHP上での定価だけでなく、各大手ECサイトではいくらで売られているか、表記されている値段からの差だけでなく「本当の最安値からの差はいくらか」までが事前に検索してしまえば分かってしまうということです。

福袋、買うタイミングは現場当日のみ?否!

福袋と言えば現地に行って実際にリアルの店舗で買うもの。
それはもう昔の話です。
各百貨店は当たり前のように自社でECサイトを持つ時代です。
「そんなのは知っているよ」という方、では福袋はいつ販売されるのか、タイミングは何回あるか、そしてそれぞれのタイミングでどうお得なのかの差をご存じでしょうか。

「え?福袋だし1月2日販売開始じゃないの?」

否。

答えは以下3回です。
(1) 自社ECサイトにおける「事前購入」
(2) リアル店舗での「現地購入」
(3) 1月2日以降ECサイトにおける「事後購入」

そしてそれぞれによってお得度が変わるのです。

まず、(1) 自社ECサイトにおける「事前購入」について。
ECサイトを持つ百貨店では年明け前から福袋を販売しています(年末、というよりもクリスマスよりも前、早い所ではなんと11月から!)。
結論としてこの福袋のお得度は「中〜大」。かなりお得なものが多いです。

例えばサプリや化粧品セット、衣服セットなどが定番です。定価だと合わせて2万円相当、そして一個一個の商品の本当の最安値※を合わせて約1万5千円相当のもの、これが何と1万円で売っていたりします。
※昨今自社ECだけでなくその商品がAmazonや楽天、ヨドバシカメラなどで売られているのは普通であり、ポイント還元等も含めて定価で売っている所は少なくなってきました。
もちろん「自社サイトでしか売らない」ということで希少性を出している所もありますし、「この商品だけは」自社でしか売らない、しかも今回はその商品も入った福袋です!と謳っている所もあります。

ちなみに発送時期はバラバラで、年末に送られてくるものもあれば、律儀に元旦に合わせて送付してくるショップもあります。

「え、そんなにお得ならもうこの事前購入方法だけで良くない?」と思いがちですが、(2) リアル店舗での「現地購入」の福袋が未だに大混雑しているのにはもちろんからくりがあります。

予想:「何が入っているか分からないけど年も明けたし(お年玉も入ったし)、運試しで買いに行くか」という人が多いから。
不正解です。繰り返しになりますがそんな時代はとうに終わりました。

答えはこの(2)「現地購入」福袋のお得度が「最強」だからということに尽きます。

もちろん、最強福袋だけでなく、事前購入も可能な福袋も現地に置いているお店もありますし、適当な詰め合わせセットを置いているようなところもまだあります。
(お店側の気持ちになれば瞬殺されてしまう福袋だけでは機会損失のため、ビジネス的にそのような福袋も置いておくのは普通ですね)

あくまで今回の「最強福袋」の定義としては、
・ネット販売されていない
かつ
・事前購入も出来ない
福袋ということです。

当日現地で買える福袋は現地限定福袋であり、さらにネットで販売しているよりもお得なものが多いように設定されています。確かに、メリットが無ければわざわざ足を運びませんよね。

例えば単に含まれている商品数が多い、という場合もありますし、商品のレベルが1個上がっている、という場合もあります。
この商品を狙って皆さん当日押し掛けるからこそ、私も経験した大混雑が生まれるわけです。

事前調査無しでは負け組確定!

ここで皆さんお気づきになられたでしょうか。
それは、事前調査無しでは残念ながら負け組確定ということなのです。

当日押し掛ける人たちは、事前にネットで売っている福袋や適当な詰め合わせセットを狙ってきているわけではありません。「最強福袋」だけに狙いを定めている猛者達です。

ということはこの猛者達は、(1)「事前購入」可能な商品群を調べつくしているのは当たり前。どれだけお得なのかも分かって買いに来ているわけです。

ちなみに事前調査というのは何もECサイトチェックだけではありません。昨年までの福袋事情を公開しているブログを読み込むことも含みます。

・「昨年はこうだった」
・「一昨年の方が1000円分得だった」
・「今年はセットの中のAという商品がBになっていてさらにお得」

と言った情報を、「福袋マスター」とも言えるような「神」が書いたブログなどから事前調査の上向かってきているのです。
私も後々ブログを読んで驚いたのですが、「この福袋を買うなら開店と同時にこの道順で行かなければ間に合わない。手前のお店も得だがそこは諦め、まずは奥から買いその後3Fの商品を目指すべき」と言った細かな当日の行動の仕方までもが公開されているのです。

「私は裸一貫戦いを挑んでいたんだな・・・」と思ったものです。

お得度「最強」はこの(2)「現地購入」ですが、なんとまだ福袋を買うチャンスはあります。それが(3) 1月2日以降ECサイトにおける「事後購入」です。

事前に買うのは迷った、でも当日も買えなかった、という人のために各百貨店などのECサイト上では、年明け数日の間福袋特集がオープンになっています。
もちろん、事前購入の方がお得度は高いため、全体的にお得度は「低」となっているものが多いですが(ものによっては事前購入よりも値上がりしているケースもありました)それでも「事後の物でも十分お得じゃん!」と思えるものが販売されています。

ただしこれだけは確実に言えます。
お得度は、当日リアル>事前購入>事後購入です。

と、ここまでユーザー視点での福袋お得度について追ってきましたが、今度はお店側の立場も合わせて両面で考えて見ましょう。

2. 顧客とお店、両面の立場で考える

お店側:ビジネスを考えてみる

上記でご説明したように、事前・事後まで含めた福袋購入機会を提供するためには、まずECサイトを持っていることが必須になります。
リアルでの希少性、「最強福袋」を打ち出すためにも、ECサイトを使いこなし、この事前・事後まで含めた売り出し方法を考えなければ最強は生まれません。

つまり、「リアルだけで出せるお得度には限界がある」ということです。
しかも、顧客が上述のように事前に調査をして購入してくるということを見越さなければならず、かつ口コミや「神」のブログなどもお店側としてもチェックし「今年はこういう福袋にしないと他社の福袋に流れてしまうな」と言ったことまで考えておかなければ福袋争奪戦争では勝ち残れないということです。

逆に、ここまでを考えて福袋ビジネスを考えれば
・事前
・当日
・事後
と3重で収益を上げられる可能性があるということです。

顧客側:業務と照らし合わせて考えてみる

ここまでの流れで分かる通り、本当に賢いお店(企業)はIT化の流れにいち早く乗りECサイト化を進め、「顧客は事前に調べてくるもの」という前提でビジネスを考えています。

そうなると、顧客側としても「調べるのは当たり前」と思って行動しなければ損をするだけの時代になっているとも言えます。

確かに、流行りのサブスクサービスを契約する際でも、通常公開されている値段のまま導入するかと言われれば「少しでも安い方法はないか、キャンペーンはないか」と確認するでしょうし、家電を買う時であっても当たり前のように口コミを見て(さらにサクラではないかなどまでチェックの上)購入しているのではないでしょうか。

こと福袋においてもこれは同じです。

「いや〜私は面倒だからそんな手間かけるなら買わないでいいよ」
「普段家電だって〇〇カメラに行って店員に勧められるがままに買っているし、調べる時間こそ無駄だよ」

この考えも否定しません。確かに時は金なり、調べる時間を惜しむというのも分かりますし、私もよく調べずに買う時もあります。

ただ、敢えて断言します。
本当に得をするためには調べましょう。時代の流れに乗りましょう。
お金としての得、という意味だけではなく、特にIT業界で仕事をしているならば、「調べることから逃げてはダメ」です。

こと個人の購買に関してだけでも、普段から調べる癖がついていると、時間もそこまでかからず高速で調べられるようになります。(恐らく来年、私は今回調査にかけた時間の半分以下の時間で「最強福袋」を見つけ出すことでしょう。)

そしてそれはこのIT業界での仕事でも活かせます。
福袋や個人での購買というだけでなく、通常の業務、例えば何かのサービスやプロダクトを導入する、と言った時に置き換えてみましょう。
HPに書いてあるサービス情報、製品情報をそのまま鵜呑みにして導入するでしょうか。必ず相見積を取り、メリデメを比較の上導入するのではないでしょうか。

3. まとめ

福袋一つを取っても、お店側もITを駆使して、「顧客も調べてくるのは当たり前」としてビジネスを展開しています。(展開している企業が生き残っていくことでしょう)

顧客としても、レガシーな考えに捉われず、「最新の手法」を駆使して出来る限りの得をしていきましょう。

最後に余談ですが、福袋争奪戦の帰り際に気付いたこと。
あれだけ大勢の人がいるのに一向に売れていない福袋がありました。
ふと見てみると何が入っているか分からない「旧式」の福袋でした。

福袋も我々も、時代に取り残されず最新=「勝ち組」になりたいものですね。

筆者 高田 祥
コンサルタント実績
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  • 情報処理安全確保支援士
  • 上級個人情報保護士
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