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第903章
2019/06/07

転職活動に疲れました。そのときに大事な3つのこと。

— 疲れたときに有用な対策とは —

転職活動にすっかり疲れきって、もう活動を辞めたい…。そんな気持ちになり、活動継続に思い悩む方は、実はたくさんいます。そう、転職活動に疲れてしまったのは、あなただけでは無いのです。実に多くの方が転職活動に疲れてしまい、活動を中止されています。

ではそんな転職活動に疲れたとき、先人たちはそれをどうやって乗り越え、成功に至ったのでしょう。今回はその事例を纏めてみます。

1. 転職活動に疲れてしまうケース

転職活動に疲れてしまう方は、大きく3つのケースに分類できます。一つは転職活動の準備に割く時間が多くて疲れてしまうケース。二つ目はメンタル的に疲れてしまうケース。最後は、現職との調整に疲れてしまうケースです。

(1) 多数の面接が入り、調整と準備に疲れてしまうケース

面接が多く入り、その準備をするだけで手いっぱいになってしまう方は多くいらっしゃいます。「転職をする」のが最終目的のはずが、「面接をこなす」ことが目的となってしまい、どうにも負荷が高くなってしまったケースです。

(2) お見送りが続き、メンタル的に疲れてしまうケース

企業から立て続けにお見送り連絡が届いてしまうと、それだけでガックリくるものです。特に志望度の高い企業であれば尚更で、ショックな気持ちになるのは普通の反応と言えるでしょう。疲れがどっと出てしまい、活動にも取り組めなくなってしまうケースです。

(3) 現職との調整に、気疲れしてしまうケース

最後のケースは、現職との調整が難航している場合です。これはプロジェクト事情にもよると思うのですが、どうしても調整が上手く付かず、面接日程の調整に時間を要してしまい、気疲れするという方も実際にいたりします。

2. その疲れには、こんな対策が有用

では転職に成功した人達は、どうやってその疲れがたまった状態から回復し、また再び活動を始めたのでしょうか。それぞれのケースで、対策を打つことが可能です。

(1) 転職活動は本命に狙いを定め、絞って活動を行うべし

そもそも面接の数だけが多くなり、準備に疲れて本番がおざなりになってしまっては意味がありません。転職活動は、新卒とは違います。自分がやりたいことが実現できる、望んだキャリアが叶う環境を見定めてから、転職活動を行う必要があります。
時間は無限にはありません。自分が行きたい会社を3社なら3社、5社なら5社と定め、そこに最大限受かるための準備をする必要があります。この5社に最大限の努力をし、これがダメだったら現職残留も辞さないぐらいの覚悟で臨みましょう。

(2) お見送りこそ、振り返りのチャンス。次に生かすべし

お見送りが続いた場合は、その理由と向き合いましょう。
面接でも書類選考でも、お見送りになったのは理由があります。中には理由を教えてくれない企業もあるのですが、開示された理由と向き合い、次の対策を打てるはずです。
次の面接でどんな回答をすれば良いのかといった対策だけでなく、そもそも今の自分自身にとってはどんなことが不足しているのか。どんな経験が足りないのかなど、見えてくるはずです。
お見送りは、あなた自身が否定されているのではありません。あくまで、あなたの経験やスキル、就業上必要となる資質がミスマッチと判断されただけです。落ち込むのは1日だけにして、次に生かしましょう。

(3) ここぞのときは、有給・半休を取得して臨むべし

現職との調整自体も、転職活動における重要な要素です。つまり、現職との調整がつかないようでは内定ももらえません。この現職との調整も、転職活動の大事な要素なのです。
もちろん、現状のプロジェクトがタフな方もいるでしょう。ただ、それを乗り越えられるかどうか、最後は自身の思いが重要です。いざという時は、有給でも半休でも取得しましょう。どんなにプロジェクトが炎上していても、AM半休を取得し、その時間だけは携帯を切って面接に臨む方もたくさんいます。
転職活動はあなた自身が主人公です。主人公がいないストーリーは、前に進みません。

3. 転職活動を乗り切るために

とはいえ、転職活動は非常に疲れます。ただ、それも当然なのです。自分の人生が掛かっています。準備を必死にするのも、企業との面接に緊張してクタクタに疲れるのも当たり前ですから。
会社からしても見ず知らずの人をチームに迎えるか、否かの重要な判断をしています。お互い真剣勝負なので、面接の場では自然と緊張感が出てくるものです。

ただ、これを一人で乗り切るにはなかなか大変です。
その準備の方向性が合っているのか? 対策が間違っていないか? など、一人でやっていては迷うこともあるでしょう。そんなときのために、転職エージェントはいます。
転職エージェントは企業を紹介するためにいるのではありません。転職者と共に考え、共に迷い、共に落ち込み、共に喜ぶために存在しているのです。
もしあなたが転職活動に疲れたのなら、エージェントとともに再出発してみてください。

4. まとめ

よく私は、面接に臨む方に「せっかくなので、楽しんでやりましょう」と伝えています。転職活動は疲れるかもしれませんが、大抵の人は人生に何度かしかない、言わばライフイベントです。落ち込むことも疲れることもあるでしょうか、せっかくなら楽しく前向きにいきましょう。
あなたの次回の面接が、良いご縁に繋がることをお祈りしています。

筆者 鈴木 裕行
コンサルタント実績
  • 紹介求人満足度 個人の部 第2位
    出典元
    株式会社リクルートキャリア リクナビNEXT
    対象期間
    2014年4月1日〜2014年9月30日
    調査名称
    第12回転職エージェントランキング
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