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コラム:転職の技術

第886章

IT業界の転職でプライムSIerを目指すには

— 書類や面接で何を見ているのか —

2019年3月1日

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IT業界でシステムエンジニアとして活躍されている方であれば、プライムSIerへの転職を目指される方も多いと思います。今回は、2次請けSIerに在籍されている方のために「書類や面接で何を見られているか」「プライムSIerを目指すには、現職で何をすれば良いか」を書かせていただきます。

プライムSIerとは

まずはプライムSIerの概要を抑えておきましょう。システム開発ではシステムを利用する「発注元(ユーザー側)」の企業と、そのシステム開発を請負う「受注元(ベンダー)」に分かれます。1〜2ヶ月程度のプロジェクトの場合は、ベンダー1社で対応することも可能ですが、数年規模のプロジェクトの場合は、流石にベンダー1社で対応するには人員が不足します。

この時、人員を確保するため、受注元のベンダーはパートナーとして他のIT企業に協力を依頼し、マルチベンダー体制でシステム開発プロジェクトを進めていくことになります。マルチベンダー体制の場合、受注元のベンダーがパートナー企業への指揮命令を担います。プライムSIerとはこの様に、発注元と直接折衝し、パートナー企業をマネジメントする立場の企業となります。この立場から、プライムSIerを目指すには「どんな力が必要か」を考えていきます。

プライムSIerの業務例

プライムSIerは発注元と直接折衝し、システムに求める要件を詰めなければなりません。そのため、発注元の業務内容を理解し、システムに何を求めているかを正確に把握する必要があります。また、要件通りに開発するだけでは発注元の満足は得られません。要件に対して、プライムSIer側からも発注元が考えていなかった提案をすることも必要ですので、発注元の期待に応える洞察力や要件をシステムに落とし込む力、課題解決力などが問われます。

また、パートナー企業をマネジメントする立場では、リーダーシップが問われます。発注元の要件を右から左に流すだけでは、プロジェクトメンバーの信頼は掴めません。納期に向けてプロジェクト全体のスケジュールを管理し、メンバーのマネジメントに努めなければなりません。プロジェクトで問題が発生した場合は解決をリードし、プロジェクトメンバーからの相談役も担います。

プライムSIerの選考で見られるポイント

プライムSIerの選考では、先に記載した業務例について、あなたが入社後にできるかどうかを、書類でも面接でも見られると考えてください。「今はパートナー企業側(2次請け)の立場なのに、どうすれば良いのか?」と疑問を持たれる方もいると思いますが、現職でも類似した経験はできます。

例えば、パートナー企業側ではエンドユーザーとの直接折衝はできなくても、プライムSIerとの折衝はできます。その際に、プライムSIerが考えてなかった観点を提案することはできますし、発注元からプライムSIerがヒアリングした要件に問題点があれば、指摘することもできます。ただ指示通りに業務を実施するだけではなく、自ら率先して提案や指摘をする経験や視座は、アピールポイントになります。

また、リーダーシップについては、プロジェクト全体管理はプライムSIerが実施するため、パートナー企業の立場で経験することは難しいと思います。ですが、自社チームのリーダーとしてチームをまとめる経験はできますので、この様な経験はアピールポイントになります。

上記どちらの経験も、プライムSIerと比べると商流的には1歩後の立ち位置であり、担当規模も小さくはなります。ですが、プライムSIerを目指すのであれば「率先した提案」や「自社チームリーダー」を経験していないと、逆にアピールポイントが弱くなってしまいます。

「お客様と良好な関係が築けます」はアピールとして実は弱い?!

私も常駐型のシステムエンジニア経験があります。常駐先でお客様と良好な関係を築き、長期的にプロジェクトに携わるというのも、アピールの1つではありますが、プライムSIerレベルの企業を目標にするのであれば、それはビジネスパーソンとしては「当たり前」のレベルと考えた方が良いと思います。

大手のプライムSIerですと、年間1000人以上が中途採用試験を受けている企業もあります。その状況も想像し、書類に記載するアピールポイントでは、他者よりも視座の高い経験を書かなければ、書類選考を通過することは難しいでしょう。

今回はプライムSIerを軸に記載しましたが、挑戦企業が変われば当然対策も変わります。挑戦したい企業が、書類や面接であなたの何を見ているのか、ご自身で答えが見つからない場合は、是非一度ご相談ください。

<南條 充>

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