COLUMN
コラム:転職の技術
第867章
2018/11/02

日日是好日

— 苦い経験が自分を成長させる —

先日、私は日日是好日(にちにちこれこうじつ)という映画を観てきました。日日是好日という言葉は禅語で、どんな日でも毎日は新鮮で最高に良い日という意味だそうです。それは例え、悲しい事が起こった日でも、天気が悪い日でも、その時に感じた感情や景色など、全てを1つの経験として考えれば、全てがかけがえのない1日になるという考え方。一日一生という言葉もありますが、あらためて1つ1つの経験を大切にしていきたいと考えさせられました。

苦い経験が自分を成長させる

転職をご支援させていただいた方から、入社後にご連絡をいただけるのは非常に嬉しい事です。先日も「転職後の企業はマッチしていて楽しく過ごせています!」と連絡をいただいた時は、喜びと同時に、ホッとした安心感もあります。中には、結果的に他のエージェント経由で転職を決められた方でも、わざわざ弊社にお越しくださり、その後のお話や新しい転職者の方をご紹介いただく事もあって、この様な日は、人をサポートする仕事の良さを実感いたします。

もちろん、全てが上手くいくわけではありません。転職希望者の方と、一緒に内定獲得に向けて並走しても、良い結果が得られない事もあり、その時は自分のサポートに何が足りなかったのかを振り返り、反省する日も多々あります。

反省をするという事は、自分の行動を客観的に分析し、足りなった事は何か、他に選択肢は無かったのかを考える事です。その考えた結果が、知識や経験の向上に繋がると考えると、確かに苦い経験も日日是好日です。

太い軸が人生を切り開く

1つ1つの経験を大切にするという点から、転職を考える時は、直近の考えやすい出来事だけで決めるのではなく、良い経験も悪い経験もできるだけ多く振り返り、更には考えられるだけの未来も含めて、じっくり答えを出してみてください。その結果、転職をしないという結論でも、転職をするという結論でも、自分の中で太い軸が出来上がります。

その軸を持っていれば、転職をしないと結論を出した場合は、残った会社で多少の事が起こってもブレなく対処ができますし、転職をするという結論を出した場合は、転職活動中に環境の変化があっても、面接で唐突な質問をされても、ブレなく対処できる強さになります。

また、面接はやっぱり人と人ですので、経験や賢さだけで進めるほど簡単ではありません。軸の通った熱意や想い、そして誠意が転職活動の結果に影響を与える事も多いのです。

キャリアを考えるきっかけは思わぬ所に

昨今、企業は昔よりも中途採用に積極的で、社会全体も転職に前向きに挑戦できる環境になってきました。限りある人生の中で、キャリア選択のチャンスがある事は、大変良い事だと思います。

ですが「チャンスがある」のと「チャンスを掴めるか」はまた別問題なのが難しいところです。チャンスを掴むためには、良い経験も悪い経験も自分の糧として成長しなければなりません。また、社会は自分1人で成り立っているわけではないため、客観的に自分の市場価値も分析し、足りない点も認める素直さも必要です。

私は日日是好日という映画から、1つ1つの経験の大切さ、良い事だけではなく悪いことも自分の経験の糧とする事をあらためて考えさせられました。人生を考えるきっかけ、キャリアを考えるきっかけは、日常の思わぬ所にあります。2018年も残り2ヶ月となりました。皆様も是非、日常のきっかけを大切にしてください。

筆者 南條 充
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