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コラム:転職の技術

第839章

稼いだお金はどんな味がするのか

— 春、自分らしい仕事を見つけること —

2018年4月6日

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就活生へのエール

すっかり春になりました。この季節、街で見かけ始めるのが就活生のみなさん。真新しいスーツを着た緊張気味の学生さんたちを見ると、こちらまで新鮮な気持ちになります。昼間にクライアント企業を訪問した際など、受付ロビーで面接前のひと時を待っている学生さん達を見ると、私なんかはエージェントとしての親心なのでしょうか、「リラックスして頑張って・・・」と心の中でひっそりエールを送っています。

私の持論でもあるのですが、就職活動のツラさは「まだ何者でもないはずなのに、自分は何者かを全力でアピールしなければならない」点にあると思っています。近年は「就活うつ」なる症状もあるようなのですが、言い換えればそれだけ「働く」という事に真剣に向き合い、考えられる良い機会だということ。個人的には若年層のうちからもっとキャリア教育に力を入れるべきだとも思っており、若者たちには自分に合った仕事を見つけて欲しいと心から願っています。

一方で、この時期になると「就活人気企業ランキング」なるニュースもよく目にします。私もエージェントの立場として、なるほど今年はこんな企業に人気が集まっているんだな、と興味深くチェックしてはいるのですが、さてこのランキング。果たして誰に向けたものなのでしょうか?

少なくとも私のようなエージェントや、採用する側の企業人事には参考になるところもありますが、当事者である学生さん達には参考にならない(もっと言えば参考にして欲しくない)情報だと思っています。「人が良い」と評価した企業に合格するよりも、「自分が良い」と思った企業に入社することがベストな選択肢。ランキングに過剰に惑わされることなく、自分なりの働き方をじっくりと考えて欲しいです。

良作のドキュメンタリー映画から

話は変わって、私が最近見た映画の話。「苦い銭」というドキュメンタリー映画なのですが、これがなかなか強烈な映画でした。中国の貧しい出稼ぎ労働者達の息詰まるような日常に淡々と迫った作品で、貧しい農村地区から電車とバスに何時間も揺られ、たどり着いた先の縫製工場で朝から深夜まで黙々とミシンを踏む労働者達。彼らの息苦しい日々が淡々と映し出されていきます。彼らのモチベーションは、とにかく1元(日本円で約17円)でも多く稼いで地元にお金をおくること。その為に必死に働く姿が映る一方で、仕事に対するやりがいや面白味を語るシーンは皆無。休憩時間には、どこの工場は給料が良いだの、どこの工場は労働時間が長いだといった職場の愚痴を従業員同士が延々話し合うという、なんともアクの強いシーンが印象的でした。

自分の稼いだお金は、どんな味がするのか

映画の中で、ある出稼ぎ労働者が「苦い銭を稼ぎに行くよ」と語るシーンがあります。生活のため、家族のためにお金を稼ぐという決意が現れる一方で、働くことに対するどうしようもない無力さが「苦い」という形容詞に込められているようです。

ロビーで面接を待っている学生さん達も、覗いてみると苦々しい顔色から晴れ晴れしい顔色まで十人十色。無限の可能性が開かれた状態の中、これから先の「自分の労働で報酬を得る」という機会を、是非楽しみにして欲しいと思います。その為には、自分が自分らしく働ける環境を見つけましょう。そうすれば、アルバイトで得たお金とは一味違う、自分だけの味わい深いお金が手に出来ると思います。
就活生のみなさん、頑張ってください!

<鈴木 裕行>

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