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コラム:転職の技術

第832章

深謀遠慮(しんぼうえんりょ)

— 転職は今だけではなく将来も見据えて考える —

2018年2月16日

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「深く考えを巡らし、のちのちの遠い先のことまで見通した周到綿密な計画を立てること」という意味で使われる「深謀遠慮」。転職を考えた時には、やりたいことや年収、勤務時間や働き方など、優先したいことが次々と出てきます。

最近では、「自由な時間を持ちたい」「手取りを多くしたい」という理由で、正社員ではなく、フリーランスや自由な契約・派遣社員で働くという方も増えています。この様な多様性に、私はとても賛成ですが、一方で今の選択が、自分の将来に与える影響も深く考えなければ、後に後悔をしてしまいます。

目に見える事だけや、流行りに流されることなく、将来を見据えて深く「考える」こと。それも転職の技術の1つです。

本当に正社員じゃなくて良いのか考える

例えば、転職のご相談にいらっしゃる方で若い方に多いのですが、「月々の手取りが多い方が良いので、正社員ではなく派遣に登録して仕事をすることにします。」という選択をされる方もいらっしゃいます。

冒頭で記載した通り、今は様々な働き方の選択ができる時代ですし、手取り金額を気にされるのは何かしらのご事情があるのかもしれません。もちろん、最終的なご決断は応援させていただくのですが、将来を見据えずに、今の手取り金額のみで判断をしていたとしたら、後で後悔してしまう事になります。

確かに、見た目上の金額は非正規雇用の方が多い場合もありますが、正社員の場合は交通費や保険料などを企業側も負担してくれる場合がほとんどですし、技術教育・ナレッジの共有・有給休暇・社会的信用など、月収や年収だけではない「見えない価値」があるのが正社員です。

また、正社員としての経験は転職に有利に働く事が多いのも事実です。というのも、企業が正社員として雇用していたということは、基本的なマナーや技術教育は既にされていることにもなりますし、社員として責任を持って仕事をしてきたというのも、転職の際に見られることでプラスになるのです。

様々な選択肢がある時代だからこそ、目の前のことだけではなく、3年後・5年後・10年後を見据えて、今何を選択すべきなのかを深く考えることが必要なのです。

大手で誰もが知っている企業は安定か考える

働くならば安定の大手企業が良い。これは多くの方が一度は考えたことがあるのではないでしょうか。私も20代の頃は同様のことを考えたことがあります。この考えが間違っているという事はないのですが、ここでも将来を見据えて深く考えてみましょう。

先月、大手メーカー企業が国内で数千人規模のリストラを発表したのをご存知の方もいると思います。

大手企業であっても、定年まで働けないリスクがある現代において「安定」とはどう考えれば良いのでしょうか。その答えの1つは、過去のコラムにも登場した「ポータブルスキル」です。

極端な話、今の会社が明日倒産したとしても、次の日からすぐどこかで働ける様な、他社でも使える汎用的なスキルを持っていれば、それが本当の意味で「安定」ということです。

どの企業に属するかも確かに大切なのですが、その仕事で「何が身に付くか」「身に付いた技術や経験は汎用性があるものなのか」を考えることが重要なのです。

例え安定の大手企業に勤めていたとしても、その企業独特の業務や経験だけでは、次に転職をしようとした時に非常に苦労する機会が多いです。これは私自身も転職活動をした際に痛感しました。

企業はあなたが入社後にどの様に活躍ができるかを求めます。持っている技術や経験が前職独特で汎用性の少ないものだと、どんなに大手企業に勤めていたとしても、残念ながらお見送りになってしまうのが現実なのです。

転職は将来も見据えて考える

転職に関して、日本企業は以前よりも寛容になってきているのは事実ですが、企業はあなたが過去の人生の分岐点で、どの様な判断をしてきたかをしっかり確認します。今の選択が将来の自分にどう影響するのか、もし自分が企業の人事だとしたら、自分自身を採用するか、深く見据えて考えることが大切なのです。

<南條 充>

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