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第829章
2018/01/26

キャリアは熱いうちに打て!

— 機を逃さず希望のキャリアを実現する —

今年も既に12分の1が終わりました

この記事が公開されているのは2018年の1月26日ですから、早いもので年が明けてから26日が経った事になります。2018年になって約1か月が経とうとしていると考えると、本当に月日の流れは早いですね。

さて、少し遅めの話題かもしれませんが、皆さんは2018年の目標や新たに始めたい事などは何かお持ちでしょうか。転職の話をしますと、この時期は新たな活躍の場を求めて転職活動を始めようとしている方が沢山おられます。やはり気持ち新たに新天地へ!と思う方が多いのでしょう。
本日のコラムでは、この転職活動の開始時期はいつがいいのか、という事についてのお話をしたいと思います。

「鉄は熱いうちに打て」とキャリア形成

「鉄は熱いうちに打て」という言葉があります。凄く有名な言葉なので意味を知らない人はいないと思います。万が一知らなくても何となく意味の想像しやすい言葉ですよね。鍛冶屋が鉄を思い通りの形にするには、まず鉄を高温に熱して柔らかくし、その鉄が柔らかくなっている僅かな時間に力を加える必要があります。転じて、物事の運びにおける勘所を押さえよという意味で「鉄は熱いうちに打て」と言う言葉が使われるようになりました。

何故いきなりこのような話をしたのかと言うと、キャリア形成における転職のタイミングにもこの言葉が当てはまるからです。キャリア形成においても、鉄と同じく望む形を作るのに適切なタイミングというものがあります。

直近までの経験が次に繋がっているか

転職活動において適切なタイミングと言える時期のひとつは、今の職場における経験が、次に希望しているキャリアに繋がっている時だと私は思います。
IT業界で言えば、設計・構築の経験を直近で数年積んでいる方が、次のキャリアで要件定義に関わっていきたいと希望するなら、正に転職のタイミングは今と言えます。

しかしながら、転職活動を開始しようとした矢先、業務が忙しくなってきて転職したいという気持ちも次第に消えていき、部署異動で運用フェーズに配属される、そして数年後に後輩が転職活動をしていると聞き、ハッとしたように転職活動を再開したとしても、経験アンマッチで希望の職種には通らなかった、という話はよく耳にします。
このような例は、キャリアを「鉄」と考えると、正に「冷めてしまった」状態と言えます。転職を考える時、通常は今の経験を活かして更なるキャリアアップを考えます。しかし、現職の業務が変わってしまい、それがキャリア形成に影響を及ぼす事もあり、上記はその典型例と言えます。

タイミングをしっかり捉える

勿論、上記の例で運用フェーズの経験を活かして転職したいという事なら、正に今がそのタイミングと言えますが、当初の転職理由とは変わってますね。
重要な事は、希望の転職を叶える場合には適切なタイミングがあり、それをしっかりと押さえる、という事です。
業務が忙しいという事はどんな仕事でも起こり得ます。一度転職の意思が芽生え、行動する気持ちが起こったとしても多忙な日々でその気持ちが次第に薄れていくという気持ちもとてもよく分かります。
ただ、希望のキャリアを叶える人は、自分のキャリアを冷静に把握し、今が適切なタイミングだと判断すれば、どれだけ忙しくてもなんとか時間を捻出して転職活動を進め、希望のキャリアを勝ち取っていくというのも事実です。

冒頭で2018年も12分の1が過ぎようとしていると書きましたが、もしあなたが2018年に希望のキャリアを実現したいとお考えなら、ご自身のキャリアを冷静に把握した上で、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。

「鉄(キャリア)は熱いうちに打て!」

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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