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コラム:転職の技術

第822章

転職活動の苦労が水の泡に・・・

— 転職活動は最後の最後まで気を抜くな! —

2017年11月24日

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転職活動の第二ラウンド

転職活動と言うと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
エージェントとの面談、企業研究、書類作成及び修正、面接練習及び本番、内定、それらは紛れもなく転職活動です。
しかし、あまり意識されていませんが、企業から内定を貰ってめでたしめでたし、ではないのです!!
大事な事なので二回言いますが、内定を貰って転職活動は終わりではありません。内定の先にも実はまだ転職活動は続いています。

内定の先にあるもの、それは「退職交渉」です。
本日はその退職交渉についてのお話をしたいと思います。

退職交渉、それは転職活動の第二ラウンドとも言われており、甘くみてかかるとたちまちノックアウトされ、これまでの転職活動の苦労が全て水の泡になってしまう、そういう事が起こり得るフェーズでもあります。
どういう事なのか、私が転職支援をさせていただいたAさんの例をお話します。

退職交渉を甘く見ていたAさん

AさんはとあるSIerに所属しており、現職ではこれ以上のスキルアップ、年収アップが望めないという事で転職活動を開始しました。(転職活動でもよくある例ですね。)
現職は主に二次請けであり、一次請けの企業を目指していました。
途中、何社かお見送りがありながらも、念願の一次請け企業への内定を獲得しました。
「何とかうまくいった。あとは退職交渉だけだし楽勝だろう。」
そのように甘く考えたのが、Aさんの悲劇の始まりでした。

内定が出た次の日、Aさんはぽろっと上司に「転職活動で内定が出た」と伝えてしまいました。
すると、上司に別室に呼ばれ、どこに内定が出たのか、その会社のどこがいいのか、今の会社のどこが不満なのか、そういった話を延々とされ、初めは「転職先は教えない」と思っていたものの、根負けし、遂に転職先の企業名を上司に伝えてしまいました。

そこからは、転職先企業について「忙しいし年収も上がりにくい。やりたい事が出来るとも限らない。」と言った話を嫌と言うほどされてしまい、「転職するのか?」という上司の質問に対して、「・・・まだ考え中です。」と答えてしまいました。

そして次の日、今度は上司の上に当たる部門長の方がAさんを別室に呼びました。
「また転職先について延々と説教か・・・」そう思っていたところ、部門長は思いのほか穏やかな雰囲気です。
「A君が不満を持っていたとは知らなかったよ。もし今の仕事で希望があれば言ってくれないか。君の希望が通るように私も協力するよ。」
昨日とは打って変わっての優しい態度にAさんは心を動かされます。
「私はこんないい人の元で働いていたのか。昨日の上司からのキツい当たりも実は優しさの裏返しだったのかも知れない・・・。」 その時のAさんの心には、転職という気持ちはすっかり消えてしまい、結局Aさんは現職に残る事になりました。

そもそも何故転職活動をしたのか

初めは転職を強く決意していたAさんですが、結局は現職に残留する結果となってしまいました。
ここでAさんが現職の良さに改めて気づき、転職ではなく今のポジションに残る事が自分の将来の為になると判断すれば私は残るべきだと思いますし、それは一つのキャリア形成であり、転職活動をした意味があるというものです。

しかし、そうではなく「周りの勢いや情に流されて転職を思い留まった」というのであればどうでしょうか。
恐らく状況は転職活動を意識した時に戻っただけであり、これまでの苦労がキャリア形成に生かされているとは言い難いと私は思います。

上の例ではAさんは情に流されて思い留まっています。そもそも転職活動の理由はスキルアップ、年収アップですので、今回の退職交渉でそれが叶えばよいですが、そうでなければまた転職活動を再開する事になるでしょう。

そうならない為にはどうすればいいか

このように、退職交渉では今までの苦労を水の泡にしてしまう危険性が潜んでいます。これを回避するポイントはただ一つ、「毅然とした態度で意思を曲げない」事です。

意思を曲げないためには、

  • 退職はしっかりとした場所で時間を取って伝える
  • 転職先の企業名は言わない
  • 残留したらの「もしも話」はないものとして捉える

事が重要になってきます。

また、最も重要な事として、転職活動時にしっかりと転職理由、志望動機、そして自分の将来について考える事です。そうする事によって、自分の軸がしっかり出来上がり、周りから何か言われた際にも多少の事ではブレなくなります。

以上、退職交渉に潜む危険性とその対策を述べました。
この記事を通して、転職活動は最後の最後まで気が抜けないという事を少しでも多くの人が知り、そして希望のキャリアを築く事を願っております。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

<国吉 孝野>

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