先入観の危険性 | 転職の技術 | IT転職 エージェント リーベル


コラム:転職の技術

第802章

先入観の危険性

— 噂に流されるな —

2017年6月30日

イメージ

転職活動においてどの会社に応募するかを決めるとき、「その会社がどんな会社なのか」というイメージを自分なりに持っていると思います。ニュースやたまたま友人から聞いて得る情報など、どれも重要だと思いますが、転職活動においてはそのイメージ、先入観が思わぬ足かせになってしまう場合があります。

企業情報をイメージする上でのポイント

私は企業の情報を掴む上で必要なのは以下の3点だと思っています。

(1)前提のイメージ
(2)自ら調査した情報
(3)客観的な意見

この3つのバランスが大切だと思いますが、(1)のイメージに偏り過ぎてしまう方が多いのではないかと感じています。

大手企業のA社を紹介したアプリエンジニアのBさん(2回の転職経験有)を例に話します。
A社はアプリ面・インフラ面両面で強みを持っており、ワークライフバランスも優れ、離職率も低い企業でした。Bさんはアプリエンジニアとしてもっと深く技術を突き詰め、将来的にはインフラを含めたフルスタックエンジニアを目指したいという思考を持っていました。さらに、今回の転職を最後にしたいと考えており、長く働ける環境を求めていました。そこで私からは自信を持ってA社をお勧めしましたが、Bさんの顔色は優れません。

理由を伺うと「A社の方の書いたシステムを3年前に1度見たことがあるが技術レベルが低いと感じたし、辞める方が多いと聞いている」という事でした。確かに、3年前にBさんの見たシステムは当時のBさんにとっては満足行くレベルでは無かったのかもしれませんし、辞める方が多いというのも事実ではあると思います。とは言え、この先入観だけで企業を決めてしまうのはもったいないと私は思います。

見聞きした物がその企業の全てか?

もしかするとBさんの見たシステムを作った方は入社したばかりで、四苦八苦して作ったシステムだったのかもしれません(それであっても良いシステムを作らなければダメだ、という意見は一旦置いておきます)。

当時は得意とは言える分野では無かったものの、今はBさんが目指すような超一流のフルスタックエンジニアとして活躍している可能性もあります。

辞める方が多いというのも、「大手で無くベンチャー風土で働きたい」「コンサルティングファームに行き上流に尖って行きたい」など、明確かつポジティブな理由を持っていたのかもしれません。もしネガティブな理由で辞めたという事を聞いた場合であっても、大企業の中のたった一人のイメージに過ぎず、「会社全体がそうである」「全員がそうである」と飛躍してしまうのは正しくないと思います。

バランスを持って判断する

もちろん前提のイメージがあまりに悪い所や、自分でよく調べた上で「ここは自分に合わない」と思った所など、マイナスイメージを持たれるのは仕方ありません。今まで活躍されて来た方であればあるほど、様々な企業の様々な方にお会いし、自分なりの意見を持っているはずだからです。

ただし、あくまで自分が見て来たものはその中の一部に過ぎない、という事をしっかり念頭に置きつつ、自分でも客観的に考えつつ、外から客観的な意見をもらうことを忘れては行けません。客観的な意見、というのも友人知人にもらうだけでは限界があると思っています。友人や知人の意見もあくまで「一人の意見」です。どうしても偏りは生まれます。

そういう時こそ企業情報を客観的に見ているエージェントから意見をもらい、それだけでなく自分でも客観的に情報を集め、相談しつつ、その上で決めて行く。このバランスを取ったサイクルが重要です。このバランスを取って考えた先に、自分にとって「良い企業」が見えてくるのではないでしょうか。

<高田 祥>

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