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コラム:転職の技術

第786章

マネーファーストの転職

— 年収目的の転職で何が悪いのか —

2017年3月3日

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あなたは年収目当ての転職に賛成?反対?

「転職理由はぶっちゃけ年収なんですよね。」そんな本音はあるものの、頑張って転職理由や志望動機の理由を作って、面接に臨まれる方も少なくはないと思います。しかしながら、転職活動においては、「今の会社の年収が低いから転職します」と言ってはいけない、「御社の条件面に魅力を感じたためです」と言ってはいけないような風潮がありますよね。
生活する上では年収は高いに越したことはないのに、なぜ年収を上げるための転職はマイナスイメージを持たれてしまうのでしょうか。

先日もTwitter上である方が以下のような投稿をして波紋を広げたのをご存知でしょうか。
「本当に採用面接で『何故弊社でなければならないのか』って聞くのはやめたほうが良い。別に御社じゃなくてもいいんです。お金が欲しいだけなんです。」
過激な発言ではありますが、反対意見だけでなく、賛成意見も多々上がりました。でも、転職活動においては「お金が欲しいだけなんです」と言ってはいけないような感じになっていますよね。なぜそんなに年収目当ての転職活動が嫌われているのでしょうか。その答えを探る前に、一旦海外の転職活動に目を向けてみましょう。

海外では年収目当ての転職は当たり前

日本には、「本音と建前」という"独特の"文化が根付いています。"独特の"という言葉が後々キーワードになるので敢えて強調しています。嘘偽りのない、本心に従った言動をするのではなく、その場に合った和を乱さない言動をするべきであるという考え方ですね。転職活動においては、「お金が欲しいだけなんです」という本音を言うと面接で落とされてしまうため、建前として「私は御社の〇〇という考え方に共感し、△△に携わることによってより多くのお客様へ貢献したいと考えております」など面接官の印象を良くしようと言葉を選んで考える場合があります。もちろん、本当にその会社で成し遂げたいことがある、その会社に心の底から魅力を感じているために、後者を本音として話す方もいます。

では海外の転職活動はどうかというと、年収目当てで転職することがスタンダードで、全く違和感はありません。転職をすることで年収を上げていくのが一般的です。もしあなたが年収をダウンさせてでもやりがいを選んで転職した場合、海外の方には物凄く驚かれる可能性があります。逆を返せば、海外出身の方が日本国内で転職活動をする場合に、条件が折り合わずにお見送りになってしまったり、面接で年収を上げたいからですと伝えて落とされてしまうケースをよく見ます。

でも、これは決して彼らが悪いわけではありません。そういう文化で生まれ育ってきたのですから、当たり前のことを当たり前にしているだけなのです。むしろ、日本の転職活動のほうが、本音と建前という文化のもと、彼らからすると異色なのです。

では日本人も海外に合わせて行こうじゃないか。グローバル化という観点ではそれもありでしょう。でもそう簡単には変わらないでしょうね。日本にいる以上は、日本のやり方に沿う必要があります。日本人が海外へ行ったときに、我々にはチップの文化がないから払いませんという人は少ないですよね。

それでは改めて、なぜ年収目的の転職が嫌われてしまうのか、なぜ志望動機を毎回聞くのかを考えていきましょう。

あなたが会社の社長なら誰を採用したいですか

あなたが会社の社長であり、以下の3名と面接することになりました。誰を採用したいですか。

A「御社の年収が高いところが魅力です。年収を上げるために応募しました」
B「転職エージェントに強く勧められたので応募しました」
C「大規模開発案件に上流工程から携わることによって、お客様の業務課題をITを用いて解決できるエンジニアへと成長したいため応募しました」

多少のバラツキはあるにしても、候補者Cを採用する可能性が高いと思います。(もしCを選ばなかった方は、面接でお見送りになる可能性が非常に高いので注意してください。)
では、なぜ候補者Cの印象が良いのでしょうか。理由が話せているからでしょうか。では、なぜ理由が話せれば良いのでしょうか。なぜ候補者Aと候補者Bが不合格になる可能性が高いのでしょうか。

その答えを考えるには、なぜ企業が採用活動をするのかという根本を見直すと良いでしょう。ひとことで言えば、自社の利益を拡大するためですよね。お客様からの要望、これからやっていこうと考えている事業を回して収益を上げるには人が足りない、だから採用活動をして人を増やします。では人を誰でも採用すれば良いのかというとそうではありません。利益を上げるには、採用した方にパフォーマンスを発揮してもらう必要があります。可能な限り長期的に会社に利益をもたらして欲しいと考えます。

どのような方が長期的にパフォーマンスを発揮して会社に利益をもたらせてくれるでしょうか。逆を考えるとイメージがしやすいと思います。候補者Aのように年収目当ての場合は、良い条件の会社が出てきたらすぐに転職してしまう可能性があります。退職の可能性が高いリスクある人は採用するのを躊躇しますよね。また、候補者Bのようにとりあえず来ましたという方にモチベーションがある、パフォーマンスが発揮できるとは思えません。

腐らずにモチベーションを高く保ち、一緒に長く働いていき、一緒に頑張っていきたいという結論に達するためには、お互いのことを深く理解し、お互いを好きにならなければいけません。相手があなたを理解するのが「面接」であり、あなたが相手を理解するのが「志望動機」になると思います。そこでお互いにWin-Winですねとなれば一緒に働きましょうという結論になりますし、片方でも合わないですねとなったら、お互いに不幸なので働かないほうが良いでしょう。

「面接」はあくまでも相手があなたを理解するためのもの、一方通行ではなく、双方向の理解のために、志望動機というものはしっかりと語らなければなりません。だからお金目当てですというのは理由としてふさわしくないのです。

<LAZ>

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