立場に甘えない | 転職の技術 | IT転職 エージェント リーベル


コラム:転職の技術

第615章 立場に甘えない

『立場に甘んじる』と『立場に甘える』。

一見似たような表現ですが、意味合いは全く異なります。

『立場に甘んじる』の方は、能力があり努力をしていて、かつ、もっと上の立場にもなれる実力を持っているのに、諸事情により才能を存分に活かせる機会を得られていない人のことを指します。

一方、『立場に甘える』の方は、能力や実力があるにも関わらず、分相応もしくは自らの分以上の立場にあることに満足し、努力を怠る人のことを指します。

これを転職の話に当てはめてみますと、『立場』は会社や役職、年収などで計られることになります。

そして、第三者から見て『立場』が上(この言葉の解釈は企業ごとに違います)の方が、書類選考の通過率が高くなります。

しかし、面接では、立場に『甘んじている』人か、立場に『甘えている』人かを見られます。企業は『甘んじている』人であれば採用したいとと思いますが、『甘えている』人は当然採用したいとは思いません。
つまり、いくら『立場』が良くても、『甘えている』人は、『甘んじている』人に比べて面接で落ちる可能性が高くなるのです。

では、『甘んじている人』か『甘えている人』かの判断は、面接の中でどうやって行っているのでしょうか。
実は、いくつかの質問をすることで簡単に見分けることができます。

 1、 身の回り(いまの会社や業務)で問題に思っていることは何ですか
 2、 なぜそれが問題だと思うのですか
 3、 どうすれば解決できると思いますか
 4、 なぜそれをしないのですか

1については、ほとんどの人が何らかの回答をすることができます。
ここで何も答えられなければ論外で、言われたこと、与えられたことを行うだけの人と判断されても仕方がありません。

さて、次の2や3の段階になると、大体白黒がはっきりしてきます。

2の回答として、自分視点でただ不平を言うか、それとも組織やプロジェクト、更にはビジネスへ与えるインパクトにまで思いを馳せて話すかで評価が分かれます。

また、3の回答として、自分以外が変わらないと駄目だという類いの話をするか、自分ならこうしたアプローチをするといった様な、具体的かつ実現性の高い話をするかで判断が分かれます。

最後の難関は4です。1から3は、ある程度経験を積んでいる方であればすらすらと答えることも可能ですが、この4では、評論家的な方ではきっちりとした答えを出せません。
『仕事が忙しくて・・・』『権限がないので・・・』とだけ答えるのはNGで、何かしら努力をしてきた事を伝えたり、もし不可抗力的な事があるのであれば、それを抗い難い事実として伝える必要があります。

以上の4つの質問に対してズバッと答えるためには、付け焼き刃では歯がたたない事が多いです。いくら面接対策をしても、これまで行動してこなかったり、考えてこなかったツケはそう簡単に払えるものではありません。

『立場に甘んじる』という状況にはなりたくはないものですが、長い人生の中で、誰しもその様な状況に陥る可能性はあります。

不運にも立場に甘んじなければならなくなり、転職活動をせざるを得なくなったときに『立場に甘えている』人と見られないようにするために、今からでも、身の周りで起こっていることへの感度を高くし、何が問題でどうすれば解決できるかを考え、自ら解決のために行動する、といった経験を沢山積んでおいて頂きたいと思います。

<田中 祐介>

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