COLUMN
コラム:転職の技術
第586章
2013/11/08

上流工程が大事です

大規模なシステム開発を始める際、企画も要件定義も無しにいきなりコーディングから始めるプロジェクトがあったとしたら、エンジニアの皆さんはどう思われますか?アクションとしては手っ取り早いかもしれませんが、長期的にみると失敗する事は目に見えていますよね。

では転職活動を開始する際に、キャリアビジョンを考えずにいきなり企業を選んで応募するというアクションは、長いキャリアから考えた場合に正しい選択と言えるでしょうか?

面談をさせていただくと、既に複数社へ応募されている方も多くいらっしゃいます。それ自体は問題無いのですが、将来のキャリアプランを考え、転職目的を明確にした上で応募されているかというと疑問が残る方もいます。
ブランドのある会社やCMでおなじみの会社などは、確かに魅力的に映ると思います。一方で、名が知れた会社に入る事がご自身の人生にとって正しい選択なのかは、誰にも分からないはずなのです。憧れの企業に入社したものの、期待と異なる環境にショックを受けて短期で退職されてしまう方も中にはいらっしゃいます。

「企業を選ぶ」事は、転職活動における一つのピースに過ぎません。大事なのは過去を振り返った上で将来のなりたい姿をイメージする事であり、それに見合った企業を選択する事です。各企業の特徴については、ぜひエージェントに質問してみてください。業務内容や企業文化、成長速度などは会社によって異なりますので、ご希望に近い企業を教えてくれるはずです。

エンジニアであれば、上流工程が重要だという事は身に染みて分かっていらっしゃると思います。転職においても全く一緒です。システム開発と違って徹夜での手戻りが出来ない分、より慎重にお考えいただきたいと思います。

<鈴木 裕行>

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