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コラム:転職の技術

第580章 読み手がワクワクする職務経歴書になっていますか (12/12/7)

職務経歴書を読んでワクワクする、そんなことあるの?と思われたのではないでしょうか。

これは事実、あります。フォーマットに従い、担当とかフェーズとか言語とかを淡々と書いている職務経歴書は、正直なところ無味乾燥でつまらないです。
よっぽど経験がよければそれでもいいのですが、ただ事実を列挙しているだけだと、選考官の方も人間ですので、会いたいという気持ちが沸かない人には会わない、つまりは書類選考NGにしよう、と思うわけです。

分かり易い身近な例としてひとつ、飲み会の自己紹介を挙げてみます。

飲み会などの場で自己紹介をしたあと、わあっと人が集まり話の中心になる人とそうでない人がいます。

人が集まらない人の自己紹介は、名前、年齢、出身地、経歴、会社名を言ったあと『宜しくお願いします』で締めるパターンが多いです。
一方、人が集まる人の自己紹介は、上記に加えて、趣味や特技やユニークなエピソードが盛り沢山で、最後の締めもウィットが効いてたりします。

後者の人が話しているとき、聞き手の頭の中では、その人が活き活きと動いています。
そして、その人が話した事柄だけではなく、他にももっと面白いことが聞けるのではないかという期待感が沸いてきて、自己紹介の後にその人のもとに行って話をしてみよう、と思うわけです。

職務経歴書も同じです。最初に軽く、自分はどんなことをしてきた人かを伝えて次に続く話に期待を持たせ(職歴概要)、次に具体的なエピソードを語ります(職歴詳細)。
このエピソードですが、イベントの内容(プロジェクトの目的や成果)を語るだけでなく、よりパーソナリティーが分かる方が面白いものです(個人成果、努力したこと、失敗談から学んだことなど)。
そして最後に、今日もしくは今後は何をしたいか、聞き手にとってメリットがありそうな言い方で締めます(自己PR)。

つまり、伝え方は口頭か紙かで違いはあるものの、その本質は全く同じ、自己紹介のプレゼンテーションそのものなのです。
見ようによっては、場の空気を読んでアレンジしたりできない分、紙の方が難易度が高いかも知れません。

人が知らない人に会いたい、話したいと思うかどうかは、その人の考え方なり人柄なりに何らかの期待を感じるか、自分や自分達にとってメリットがあるかどうかによります。読み手がワクワクし、会いたいと思って貰える職務経歴書になっているかどうか、ご自身の職務経歴書をいま一度見直してみて頂ければと思います。

注意点として一点、飲み会では大げさに言った方が盛り上がるので誇張も許されるところがあるのですが、職務経歴書の場合は、自身と企業の両方の不幸を産むだけですので、誇張なく事実ベースで書く様にしてくださいね。

<田中 祐介>

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