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コラム:転職の技術
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第569章
2012/09/21

面接の場では、“あなた自身”をプレゼンしてください

面接練習をさせていただくと、現職企業の事を一生懸命話されたり、担当システムの概要について時間を掛けてお話しする方がいらっしゃいます。
もちろんそれも大事なのですが、面接官が興味を持っているのは、企業やシステム概要についてではなく、転職者ご自身についてです。面接で一番大事なポイントは「ご自身が何を担当して、何を成し遂げてきたのか」という点です。
その観点からブレた説明を続けてしまうと、目的に合わない面接になってしまいます。

他には、転職理由として「現職では○○が出来ない点が不満です」という説明をされる方もいらっしゃいます。理由自体は本心なのだと思いますが、これではご自身の事よりも現職企業の方がクローズアップされて聞こえてきます。
(また、面接の場でこのような話し方ですと、ネガティブな印象も与えかねません)
このような場合には、まず先に「私は○○がやりたい」というご自身の熱い思いを前面に出してください。その後で「しかし現職では○○が難しい」と続けて頂く事により、主体性を持ったお話が出来るはずです。

面接の場は、転職者自身をアピールするプレゼンの場だと思ってください。
一緒に働きたいと思わせるだけのバリューを、転職先の企業へ感じてもらわなければなりません。その為には自身の良いところをただ並べて話すのではなく、先方が欲しているスキルや人間性をしっかりとアピールする事が大事です。

悩んだ際には、転職者と転職先企業の双方をよく理解しているコンサルタントにご相談ください。形式的な練習でなく、受験する企業に合わせたアドバイスをしてくれるはずです。

さて、あなたは面接の場で、“あなた自身”をアピール出来ていますか?

<鈴木 裕行>

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