COLUMN
コラム:転職の技術
第506章
2011/06/12

TOEIC受験のすすめ

ある方が外資系企業を応募する時にTOEICの点数を確認したら『英語は日常使っている。TOEIC受験する意味がないので受験していない。よって点数もわからない』という答えが返ってきました。これは大変残念なことです。

応募後数日して、TOEICの点数がないのでどの程度業務で使っているのか詳しく教えて欲しいと人事から質問が来ました。具体的に誰とどのような頻度でメール・電話等をしているのかという質問です。そう多くない頻度でした。最終的には英語力と経験を踏まえて見送りという結果でした。もしかしたら、TOEICで高得点を取得していたら違っていたかもしれません。

資格に意味がないという方に時々出会います。
確かにTOEICが850点だから実務で問題ないということにはならないと思います。これはどのような資格も同じです。やはり、実務が強いということは正しいでしょう。しかし、社外の人がその方の英語力を図る“物差し”としては有力で、客観的な数値ということは間違いありません。
英語は慣れの部分も多いので、ある程度の点数があれば実務で使っていなくてもポテンシャルがあるという判断で採用になるかもしれません。

今後は外資系に限らず、国内の企業でもグローバル化は避けられません。否応なく英語力が必要とされる時代です。
公用語が英語という国内企業が出てくる時代です。20代で英語力がなく採用されても、英語力がないためにマネージメント層になれないということも起こります。

転職が視野になくても、資格が好きでなくとも、TOEICは受験しておきましょう。

<コンサルタント TI>

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