COLUMN
コラム:転職の技術
第487章
2011/01/23

謙虚である事

先日、某企業の面接で、こんな事例がありました。

「大変受け答えのしっかりした方で、印象が良かったのですが・・」

突っ込んで話を聞いてみると、以下の部分が見えて来たそうです。

技術スキルは非常に高く評価は出来ますが、自分の技術レベルは高いと考えており、自分の不足・改善点を認めない傾向がある。更に成長しようという気概が見えない。結果、自分中心に考える傾向が強い。

この方は、結果NGとなりました。

今やフリージャーナリストとして数々のメディアに出演している池上彰氏の著書「伝える力」(PHPビジネス新書)には、こんな内容が記載されています。

世の中には、「私は優秀なんです」「おれは文章がうまい」「私は話すのが得意です」という自信家と言われる人がいます。

もちろん自信を持つ事は一面では非常に良い事ですが、過剰になると他者から学ぶ事を拒むようになり、その方の成長は止まってしまいます。

自分のスキル(技術)をアピールするする力(伝える力)に自信があっても無くても、最も大事な事は「聞く耳を持つ事」「謙虚である事」なのです。

いい仕事をする為には、自信を持つことももちろん大事です。
しかし、過剰になると面接では良い結果は得られません。

超一流のイチロー選手や、KAZU選手は研究する事をやめましたでしょうか?

これから面接に行かれる方は、是非意識してみて下さい。
面接官の印象がだいぶ変わると思います。

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