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コラム:転職の技術
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第306章
2007/06/04

ファシリテーションスキルについて(1)

突然ですが、会議はお好きですか?

顧客との打ち合わせ、プロジェクトの進捗会議、部内ミーティングなど、会議やミーティングで困った経験のない方は殆どいらっしゃらないと思います。

発言者はいつも特定の人ばかり。下手にうっかり(!)発言すると攻撃される嫌な雰囲気・・・。各自の主張がかみ合わず、双方納得のいく合意とは程遠い結論に終わる。結論が出ればまだいいほうで、同じ内容で再度会議を行うはめになる・・・。

そもそも、会議の目的がよくわからない!
――そのような会議はたくさんあると思います。

時間の無駄ですし、とっても非効率ですね。
この無駄、何とかできないでしょうか。

こんなときに使えるコミュニケーションスキル、それが「ファシリテーション」スキルです。

ファシリテーション・スキルとは、グループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うこと、またはそのための技術のことです。

facilitationという単語は、(物事を)容易にする、円滑にする、促進することを意味します。一般には、ファシリテーション・スキルは会議のための技法ととらえられることが多く、狭義には「ミーティングが円滑に運営されるように働きかけること」とされています。

単純に世話をすること、支援することを意味する場合もあり、教育、社会福祉、ソーシャルワークの分野などでも利用される用語でもあります。

重要なのは、ファシリテータは中身(議論)に立ち入らない、中立の立場でいる、ということです。客観的に会議の進行を監視し、参加者が安心して発言できる場を提供するということが大切なのです。

優れたファシリテータが取り仕切る会議では、みんなが安心して発言ができます。

さて、このファシリテーションの技術は、対人力が問われる部分と、論理力が問われる部分があると言われています。つまり、対人スキルに少し自信がなくても、論理的思考能力で勝負することができるのです。

論理力、SEの皆さんの十八番ですよね!
そういった意味でも、SEの皆さんに是非身に着けることをおすすめするスキルです。

来週は、ファシリテーション・スキルの身に着け方のヒントをお話したいと思います。

<Pluie>

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