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コラム:転職の技術
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第291章
2007/02/12

退職を申し出たら慰留された!

 今日は、めでたく内定を獲得したあと、現職の退職を申し出たら強く慰留された!そんなときどうする?というテーマで考えてみましょう。

あなたが今の職場に必要な人材であればあるほど、強い引き留めにあう可能性が高いです。 また「会社に管理職としての能力を問われてしまう」という保身の理由から 、上司が引き留めるケースもまれにあるようです。

引き留めのパターンを上げると、

1.昇給や昇進をちらつかせる。
2.異動の可能性を提示する。

など、あなたの現職に対する不満を解消する手立てを提案するパターン。

3.「教育コストにいくらかかっていると思うのか!」「恩を仇で返すつもりか!」

などと、なかば脅迫めいた悪質なパターンもあるようです。

退職の自由は法的に認められた権利ですので、何を言われてもひるまずに、今まで育てていただいた職場に感謝しながらも、退職の決意が変わらないことを訴え続けるこ とが大切です。

それでも直属の上司がどうしても退職を受け入れない場合は、さらに上の上司や人事部に相談してみましょう。それでも退職が認められない場合は、労働基準監督署など で相談することもできますが、退職の理由が明確で納得のいくものであれば、 会社や上司の理解を得られる場合が殆どでしょう。

一番やっかいなのは、退職を申し出た途端、待遇改善など好条件を提示されて、あなたの心が揺らいでしまう場合です。

一旦退職の意思を伝えた場合、最終的に踏み止まることを選択した場合にも、人事記録には退職意思があった旨の記録は残ってしまうことが多いです。後々の将来の査定 まで尾を引いてしまう可能性も否定できません。

また、前述したような上司の保身のための引き留めだと、提示された好条件が口約束である可能性も高いのです。

いずれにしても、最終的に決めるのは自分自身。
引き留められて気持ちが揺らぐような転職では、退職してから後悔する可能性も十分あります。

そんな“負のスパイラル”に陥らないためにも、私たちエージェントを賢く使って、“初志の揺るがない”転職することをお勧めしたいと思います。

<Pluie>

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