COLUMN
コラム:転職の技術
第132章
2003/11/10

未経験の克服法

ITエンジニアの転職パターンで多いのは、プログラマからSEへのステップアップですが、実は簡単なことではありません。SE経験が既にあり、より大きなプロジェクトやマネジメント経験を求めての転職であれば、いろいろなチャンスがありますが、SE業務を全く経験していないままに、転職によりその機会を得るにはそれ相応の努力と戦略が必要です。

コンサルタントとしてそのような希望をもつ、多くの方とお会いしますが、残念なことに、未経験からSEへの転職を希望している方で準備不足と感じる方は少なくありません。プログラマとSEの大きな違いは顧客とのコミュニケーションの有無と言われています。

そして、専門的な業務知識。SE未経験で転職を希望する場合には、この2点について、経験がなくとも「この人ならできそうだ」と、企業側に思わせる材料を準備しておくべきでです。

具体的には、ターゲットとする業界、業務知識を幅広く研究する、自分の見解を持つ等。また、コミュニケーション力は、性格的な要素と基礎能力に大きく左右される能力ですので、日頃から(業務以外でも)多くの人と相対し、折衝や交渉体験を積む等の努力を行うことで身についてきます。

経験がなくても、「できそうだ」というアピールの材料を持つ努力を続けることが大事です。

<まりりん>

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