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コラム:転職の技術
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第124章
2003/09/16

上手な面談の受け方について

コンサルタントとしてこれまでに多くの転職希望者の方と面談を行いましたが、面談に対する意識や活用の仕方は各人各様で、ほんとにいろいろパターンがあるな、というのが正直な感想です。その中で、先日面談させていただいたBさんはとても印象に残りました。

Bさんは現職中ではありますが、近日中の転職の意思は固く効率的な転職活動を行いたいと思い、今回初めて人材紹介会社を使うとのことでした。

初めてのご利用ということもあり、まずは「紹介会社とは」の説明から行ったのですが、Bさんは事前に下調べをしていたらしく、説明後に予め疑問に思っていた質問事項を列挙されました。

「今日、私がこの場で明確にしたいことは・・・」という出だしで、Bさん自身がこの面談で得たいこと、つまりは目的を最初の段階で明言されました。これは、コンサルティングする側からしても、目的が明確になり、論点がずれないという点で非常にやりやすいアプローチです。私自身も面談を行うときには、事前準備としてその方各人に対しての「面談で明確にすること、到達点」等の具体的到達点を持って面談に臨むようにしています。お互いの時間を有効に使い、実りあるものにするためにも重要な準備だと思っています。

この「目的を設定する」ということは、選考面接でも応用できます。「面接される」という意識から自分がその会社を「面接する」という意識に転換すると、選考面接でも能動的な自分自身の目的を設定できます。目的があると言動が活きてくるので、必要以上に緊張したり、失敗したらどうしようという不安も緩和できます。是非、トライしてみてください。

<まりりん>

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