COLUMN
コラム:転職の技術
第113章
2003/06/30

3年後の見直し

学校を卒業して新卒で入社する場合、仕事内容を正確に把握して入社している方はかなり少ないのではないでしょうか?それは会社側の説明不足、または学生側も社会人未経験、業界知識不足等により実態を把握できずに入社してしまう等があります。

例えば、一部受託ソフトウェアの開発もしているが、今後は自社のオリジナルソフトを開発してその割合を増やす、等の話で入社したソフトウェアハウス。実態は大手SIerの3次受けの会社で、派遣と同等の業務形態で上流工程には全く関われない。または受注できる案件は何でも受注してくるソフトウェアハウス。今日は物流システム、明日はWebアプリと数人月の小さい案件をこなすだけの毎日。

このような会社でも、最初は一生懸命技術を取得しようと頑張っています。しかし、2年もすると『これで良いのかなー』と疑問も沸いてきます。そしていつしか30才。やっと思い腰を上げ転職活動。転職理由は上流工程をやりたい、業務知識をつけたい・・等の理由となります。しかし前述のような経験で、30才で転職しようとしても、業務知識がない、開発規模が小さすぎ、上流工程の未経験、リーダー経験がないという理由で転職が非常に厳しくなります。年令がネックになってきています。

このような状態は、『できないから転職したい、しかし経験がないから転職できない』と言う矛盾した、解決の難しい状態に陥ってしまいます。このような方を多く見てきました。

ではどうすれば良いでしょうか?IT業界は変化の激しい業界です。まず3年~4年サイクルで自分自身のやっている事と、技術動向・業界動向を見つめ直し、自分の方向性が合っているか確認すべきだと思います。特に新卒で入社した人は3年目を過ぎたところ、4年目で方向性を確認しましょう。その結果必要なら転職も考えてみるべきでしょう。

ポイントは採用側は即戦力を求めている事と、年令と共にそのマッチ度の高さを要求されると言う事です。例えば27才なら許容される未経験分野も、30才では許容されないという事を良く理解しておきましょう。33才ではさらに厳しくなります。

安易な転職はしないで下さい。しかし自分の将来は、自己責任で選んでいきましょう。

<コンサルタント TI>

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