COLUMN
コラム:転職の技術
  1. IT転職リーベル ホーム
  2. コラム:転職の技術
  3. 面接調整は何社が限界?全て受けきるための限界社数とは
第1060章
2022/02/10

面接調整は何社が限界?全て受けきるための限界社数とは

面談時によく質問されることの一つとして、「並行して何社受ければ良いんですか?」というものがあります。

結論から申し上げますと、並行して面接調整できる限界値は「基本的には5社」です。
もちろん離職中の方や、いつでも中抜けし面接できるという方、有休を柔軟に取得できるという方は別です。ただほとんどの方の場合には、業務後18時や19時開始、もしくは業務前8時からなどしか調整出来ないのが現状です。私も転職活動時はそうでしたし、実際これまでサポートしている方々のほとんどがそうです。その場合には面接調整の限界社数は5社である、と言えます。

理由はゴールから逆算で考えると見えてきます。
(1) 内定が出ると内定受諾までの期限が1週間
→(2) 1週間の中で企業の調整可能な日時は平日5日のみ(基本土日は調整不可)
→(3) 毎日面接を実施出来たとしても全て受けきるには5社が限度
→(4) よって書類の同時応募は5~8社が無難

理由を解説します。
まず(1)について。
基本的に企業は内定が出ると、内定受諾までの期限を1週間とします。
実際内定通知書に「本書発行日から1週間以内に入社承諾書を弊社までご返送ください」のように明記されることが多いです。
これは、企業からすると、理由は多々あるでしょうが、内定から1週間以内に決断してくれない場合には一例として
・他社も受けているのだろう
・うちは滑り止めなのだろう
と思うでしょうし、「1週間経っても決めきれないようであれば他の候補者を優先したい」と思うであろうことも理解出来ます。

ただ候補者からすると「1週間以内で他社も受けきって比較しなければならない」というような状況になり得ます。

そこで重要なのが(2)です。
基本的に現職で働かれている方は業務後の19時開始を希望されるのが普通です。
ただ企業側の面接官は「業務」で面接に出ているため、基本的に平日9時から19時開始までとしていることが多いです。
もちろん早朝8時開始や20時開始をOKとしている企業もありますが、あくまで例外で、恐らく全体の1割程度だと思います。
そうなると「19時開始」に候補者の希望が殺到してしまい、面接官の調整がつかないという可能性があります。
「19時開始ならいつでも可能」と言ったとしても「それだと10日後になってしまう」と企業側から言われる可能性も高いということです。

かつ、(3)として、「19時開始ならいつでも可能」」と言える方は中々いないと思いますので、(1)の期限を考慮するとやはり「限界でも並行で面接調整出来るのは5社」と言えます。
もちろん有休などをうまく使えればその限りではないですが、有休が取れる日であっても今度は面接官の都合が1日付かない(面接官が有休取得日だったり出張予定であったり)など確実とは言えませんので、やはり「5社」という結論に変わりはありません。

そうなると「そもそも並行して応募するのは何社が良いのか」という(4)にたどり着きますが、これはどのくらい挑戦企業を含むかにもよりますが、私は一貫して「5から8社にすべき」と候補者には話しています。
5社応募して5社面接に入った場合には既に「限界数」ですし、8社応募して5社面接に入るぐらいがむしろベストと思っているためです。
レベルの高すぎる企業に応募するのは推奨しませんし、とはいえキャリアアップにならない企業を受けるべきではないとも同時に思いますので、多少挑戦をするのも必要なためです。

<まとめ>
いかがだったでしょうか。
「並行面接数は5社」ということを頭に入れつつ転職活動を進めて頂ければと思います。
また一方で「日程調整のプロ」であるのも我々転職エージェントです。5社というのもあくまで目安に過ぎず、その方の状況次第で柔軟に調整可能な場合もあります。
日程調整に不安がある方は是非弊社に相談頂ければと思います。

<ジャパ>

関連記事

注目のキーワード: