COLUMN
コラム:転職の技術
第61章
2002/06/17

願望ではなく意思を。

全国的に入梅しました。うっとおしい季節にはずなのに、それをあまり感じないのは、やはりW杯の熱気のせいでしょうか?この時期だけ、にわかサッカーファンになっているという方も多いのではないでしょうか?かくいう私もその一人です(笑)。

日本人初のW杯2得点をあげた稲本選手は一躍最も注目される選手の一人として、多くのメディアに取り上げられています。その中に、稲本選手が小学生の時、将来の夢はと聞かれて、「サッカーのプロ選手になる。海外チームでプレイする」と話していたという記事がありました。これを読んで、現在の稲本選手の成功の鍵はここにあると思います。「~たい」という願望ではなく「なる」という断定表現に、稲本選手の強い意思を感じます。今の稲本選手のモチベーションは、既に小学生の頃から確立されていたものであり、揺るぎ無い意思がそこにあったのです。

転職成功の鍵は、自分のキャリアビジョンを明確にし、目標をきちんと定めることが重要であるということは、このコラムでも何度も申し上げてきたことです。しかし、せっかく定めたビジョンも「そうなりたい」の願望レベルで満足していては成功はおぼつきません。「そうなる」という強い意思を持ってはじめて意味あるものになります。なぜか?

それは、願望は行動につながらない、しかし、意思をがあれば行動できるから。

自分の夢を希望を、言葉を替えて口に出してみて下さい。
それだけでも、活力がわいてくる気がしませんか?

<まりりん>

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