臨界点に達したか? | ケンゾウの戦略コンサル物語 | IT転職 エージェント リーベル


ケンゾウの戦略コンサル物語

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筆者プロフィール: ケンゾウ
大学院修了後、メーカーでエンジニアとして勤務。その後、外資系の戦略コンサルティングファームに転職。幾多の苦労を重ねながらも、数年間をそのファームで過ごした後に卒業し、現在は投資ファンドで働いている。

第41話
臨界点に達したか?

良いアイディアを生み出すために

こんにちは、ケンゾウです。皆さん、普段の生活や仕事で良いアイディアを生み出すために、どんな工夫をしていますか?

戦略ファームの仕事においても、良いアイディアを出せるというのは必須のスキルと言えます。例えば、プロジェクトの初期段階では、いかに良い仮説を出せるか次第で、プロジェクトを平和に乗りきれるのか、それとも大変な目に遭うことになるかが決まってくると言っても過言ではありません(笑)。また、課題がクリアになった後は、いかに良い解決策を考えることが出来るかが勝負となってくるでしょう。

今日は、我々がアイディアを出すためにどんなことをやっていたか、書いてみたいと思います。

まずは十分なインプット

いきなりアイディアを出せと言っても、通常は無理ですよね。戦略ファームの実際のプロジェクトでは、先ずは大量のインプットを行います。初めての業界であれば、プロジェクトが始まる前に業界紙(雑誌)1-2年分くらいを流し読みしたり、その業界出身者の同僚に話を聞いたりします。

また、特定のキーワードで雑誌や新聞の記事検索をしたり、調査会社が発行する調査資料や証券アナリストが書いたレポートを読んだりすることもあります。また、クライアント社内でのインタビューや顧客インタビューなども実施します。それらの情報を集めては、チーム内でブレーンストーミング(以降、ブレスト)を行います。コンサルタントはブレストが大好きです。ちょっと煮詰まったら、直ぐにチーム内でブレストが行われます。プロジェクトの重要な局面では、パートナーにブレストに加わってもらうことすらあります。

戦略ファームのブレストでは、話が発散して終わることは先ずありません。必ず、結論や次のアクションが決まるまで議論が続きます。しかし、アイディアを出す目的でブレストしたにも関わらず、良い案が浮かばないこともあります。

そういった場合は、「どうやら、我々はまだ臨界点に達していないようだ。」となって、再びインプットを行います。これは、我々が経験的に、十分な情報が頭にインプットされれば良いアイディアは浮かんでくるものであると考えているからです。十分にインプットされたと思って議論を始めても最終的にアイディアが浮かばないということは、まだ我々はわかっていないということに気づいていないのだと考えるのです。つまり、アイディアが湧いてくるために必要な情報の臨界点に達していないということです。

そして、ブレストの中で自分達がまだ十分に理解できていないと思った点について、追加で調査やインタビューを実施し、わかったことを再び整理します。そして、再度ブレストに臨むのです。これを粘り強く繰り返すと、最終的に何とかアイディアは浮かんでくるものです。

皆さんもアイディアに困ったら、誰かを巻き込みながらブレスト、情報インプットを繰り返すサイクルを試してみてはいかがでしょうか?

(次回につづく)

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