スキルアップジャパン株式会社
設立:2001年04月
資本金:1億800万円
従業員数:100名
ネットワークのブロードバンド化、放送のデジタル化により「通信と放送の融合」が進むにつれ、映像、音楽、写真などのデジタルコンテンツをインターネット上で配信するための環境整備がますます重要になりつつある。こうした中、デジタルコンテンツ配信の根幹を支える“プラットフォーム”をトータルで提供するSI企業として注目を集めているのがスキルアップジャパンである。
「デジタルコンテンツ配信を通じて日本の文化を世界に発信する」ことを理念として、2001年、アパートの1室で3名から始めた同社は、高度な技術力を背景に、今や100社以上のコンテンツホルダーと契約し、100以上のデジタルコンテンツ配信サービスを担うまでに。フジテレビジョンのブロードバンド動画配信サービス「フジテレビOn Demand」での事業運営協力をはじめ、コンテンツ業界の最先端を行くプロジェクトの成功に携わっているほか、分散化ネットワークなどの研究開発にも意欲的に取り組み、業界全体のインフラ整備にも貢献している。2008年7月にはフジテレビジョン、日本テレビ放送網、博報堂DYメディアパートナーズ、インターネットイニシアティブ、サイバーエージェント、フォアキャスト・コミュニケーションズ(日本テレビグループ)と、更に同年9月には電通ドットコム、東京放送ら日本を代表する大手メディア企業と資本提携を締結し、いちだんと存在感を高めた。社員数も現在、100人を超えるまでの規模になっている。
日本のみならず、世界をも視野に入れた事業拡大を目指す同社では、現在、とりわけシステム開発部門において人材のさらなる補強に力を入れている。同社の強みや求める人材像、さらには現場での実際の仕事内容ややりがいについて、同社取締役システム開発部長の菅原宏明氏、人材開発室室長の平井俊宏氏、システム開発部プロジェクト管理グループ システムエンジニアの中西達弥氏に話を聞いた。
デジタルコンテンツ配信分野におけるスキルアップジャパンの躍進を支えているのが、同社が創業以来培ってきた高度な技術力であることは間違いない。著作権保護にはじまり、動画のストリーミング、Eコマース、モバイルなど幅広いソリューションを自社内で独自開発。これらを自在に組み合わせることで、最先端のデジタルコンテンツ配信システムおよびサービスを顧客企業に提供し続けてきた。
技術力に加えて、同社の最大ともいえる強みとなっているのが、単にシステム開発を行うだけにとどまらず、企画からコンサルティング、システム構築、さらには保守・運用まで、ワンストップで提供できる体制を整えていることだ。
「当社の場合、モノ作りだけでなく、ビジネスの頭の部分から入り込んでスキームを構築し、顧客並びパートナー企業と二人三脚でしっかり収益を出すところまで行っていきます。そして共同事業においてはサービス運営にて出た収益をお客様とシェアすることで、お客様とWin-Winの関係を築きあげていくわけです」と、同社取締役システム開発部長の菅原宏明氏は力強く語る。
フジテレビジョンのブロードバンド動画配信サービス「フジテレビOn Demand」での事業運営協力はこうした同社のビジネスを象徴する好例だ。これはフジテレビジョンが持つ映像コンテンツの配信やダウンロード販売などを行うもので、テレビ局がダイレクトに視聴者から収益を得るビジネスモデルの先進事例となった。その他にも、フジテレビジョンのファンコミュニティ『アイドリング!!ファン様クラブ』の構築や、某衛星放送のサイト構築、某出版社が取り扱うマンガコンテンツの海外への配信事業など、大手メディア企業と企画段階から手を結んで成功に導いたプロジェクトは枚挙にいとまがない。「常に顧客企業と顔を合わせ、一緒に悩みながらビジネスを作り上げていく。これが当社のビジネスプロセスです」と菅原氏は強調する。
上流から一括で仕事をすることにこだわるため、同社では二次請け、三次請けの案件は基本的に行っていない。9割以上がプライム案件。開発も100%自社内だ。テレビ局や出版社、大手芸能事務所などとも直接取引を行っており、しかも担当者レベルではなく、直接、事業部長クラスと話をすることが多い。
この点は、エンジニアの成長を加速させることにも大きく寄与している。二次請け、三次請けのように「この機能・このコンポーネントだけ作ればいい」というわけではない。誰もが「サービス全体を成功させるにはどうすればいいか」という視点を持ち、自律的に開発に取り組むことが求められる。その上、当社では、大手SIerだと数十人規模で扱うような開発案件もごく少人数で手掛けるため、1人のエンジニアに与えられる権限も非常に大きい。
「責任も大きく、大変な面もありますが、それだけに短期間で自分の能力を磨くことが可能。このあたりがやりがいにもつながると思いますね」と菅原氏は言う。
単にシステムを作ることに留まらないスキルアップジャパンだけに、プロジェクトマネージャー(PM)やSEに必要とされる資質も他のSIerとは異なる。菅原氏が「最も強く求めたい」とするのが“コミュニケーション能力”だ。
「当社ではエンジニアが直接、お客様先に伺って話をすることも多いため、エンジニアであっても高いコミュニケーション能力やヒューマンスキルが必須になるわけです」(菅原氏)
一方で、同社では常に“世界初”を目指して最先端の技術に挑み続けていることから、スキル面での要求も当然、ハイレベルとなる。 「やはり、何らかの領域でエッジの効いたエンジニアでないとなかなか難しいですね。ただし、当社には自律的に学びながらいろいろな技術を吸収していける風土があります。モチベーションさえしっかりしていれば、入社後の努力次第で充分やっていけると思います」と菅原氏は語る。
SEでは、Webアプリケーションの構築能力は大前提。また、現在のアプリケーション開発では、インフラ系のシステムとの連携が必ず必要になることから、ネットワークまわりの知識も不可欠となる。特に、今後は、テレビとの連動によって、システムに短時間に集中的にアクセスが来るといったことが頻繁に起こることが予想される。それだけに特に負荷分散や冗長化、ロードバランスといった分野の知識を持っている人材は有利となる。
PMの場合、こうしたスキルはもちろんのこと、顧客と顔を合わせてプロジェクトを進める機会が多いため、SEよりもさらにコミュニケーション能力の部分が強く求められることとなる。
「ある特定の領域の技術だけ知っているというより、薄くても幅広い知識を持っていることが必要。その知識を駆使して、お客様の悩みをすくい上げられる、言ってみれば“聞き上手“であることが大切ですね」と菅原氏は強調する。
上記のような基準をクリアして、3年半前にスキルアップジャパンに中途入社したのが、システム開発部プロジェクト管理グループの中西達弥氏だ。転職のきっかけは、前職の証券系システムの開発現場で、スキルアップジャパンの坂野社長と知り合ったことだった。
「まず社長の人柄が魅力的でしたね。常にユーザーの一歩先を行く提案をしているなと。会社にも何度か行き、いろいろなことに積極的にチャレンジしていて楽しそうだなという印象を持ちました」と中西氏は振り返る。
現在は、まだ28歳という若さながら、「フジテレビOn Demand」の開発でPMを務めている。開発にあたり、顧客であるフジテレビジョンから要望を聞いてシステムに落とし込んだり、スケジュール調整を行ったりするのが主な業務。もちろん、実際にフジテレビジョンに行って担当者と話をすることも多い。
「責任は重いですし、スピードが求められる。その分、大きなやりがいがあります。自分がゼロから立ち上げたサイトがテレビなどのメディアで取り上げられることも多く、そんな時はとてもうれしいですね。また、やはりお客様と直接取引していることから、実際、どんなことでお客様が困っているかがよくわかり、それが成長につながっていると思います」(中西氏)
同社社員の平均年齢は32.5歳、社長も31歳と非常に若い組織。それだけに年齢による上下関係など全くなく、明るくオープンな雰囲気。「何かあったら、社長や部長にも気軽に相談できます。また、ベンチャースピリットにも溢れていて、何か面白い企画が持ち上がったら、すぐにやろうとなるのもいいですね」と中西氏は言う。
コミュニケーションを重視する姿勢は仕事を離れたところでも貫かれている。社内イベントや飲み会などを頻繁に開催。年に1回は社員旅行も行われる。また、残業代は1分単位で全て支給、週3回はランチのケータリングが行われるなど、福利厚生も充実している。こうした働きやすい職場環境が、離職率わずか2%という数字となって表れているといえるだろう。
社員教育にも徹底して力を入れている。技術開発関連の勉強会を社内で定期的に開催するほか、週1回、ファイナンスや企画提案力を磨くための講習も実施。動画配信まわりの技術の進化は早いため、外部のフォーラムやセミナーにもエンジニアをどんどん参加させている。評価制度も年功序列などとは一切無縁で非常にフェア。中西氏のように20代後半でPMの仕事を任されることも珍しくない。
「基本的な業務スキルを身につけた後は、マネジメントのトラックに進むことも、あるいは技術を深掘りしてスペシャリストの道を歩むことも可能。自分の志向と適性に合わせてキャリアを形成していける環境だと自負しています」と人材開発室室長の平井俊宏氏も胸を張る。
スキルアップジャパンでは、現在もパートナー企業とともに、Flashを用いたコンテンツ配信における新しい著作権保護の仕組みについて認証実験を進めるなど、コンテンツ配信業界全体を見据えた新技術の開発に余念がない。国際放送を海外に提供するためのアプリケーション開発も実現するなど、「海外に向け日本のコンテンツをアピールするためのプラットフォームを提供する」という創業当初からの目的に向けても、着々と地歩を固めている。
「世の中を変えたい、という強い意志を持ち、夢を一緒に実現できる方に、ぜひともいらしてほしいですね」とメッセージを送る菅原氏。コンテンツ配信の分野は、今後も大きな成長が見込まれる。恵まれた社内環境の中、伸び伸びと先端的な技術開発に携わりたいというエンジニアにはうってつけの職場となるに違いない。




キャリアコンサルタント
篠本 佳子
「フジテレビ On Demand」などのプラットフォーム提供事業で有名な同社。100名という少数精鋭のメンバーで、世界を舞台に活躍しています。
テレビ局や出版社、大手芸能事務所からの仕事も多く、他社ではなかなか味わえないプロジェクトも多数。ほぼプライム案件で、かつ企画・コンサルティングから制作・運用まで一貫して携われるため、スピード力を持って成長する事が可能です。
若いうちから責任ある仕事を任されたい方、上流に携わりたい方にはお勧めの企業です。コミュニケーション力が高く、世の中を変えたいという熱い夢をお持ちの方のご応募をお待ちしております。